収まる様子のない女性向け雑誌の付録合戦。各雑誌が様々なメーカーとコラボし趣向を凝らしています。その一方で昨年は、付録を主役としたMOOKの発行も相次ぎました。その中でも話題になったのが、宝島社の『スッキリ美顔ローラー』(2,980円)。同社が独自開発したローラー状の美顔器1本と「スッキリ美顔BOOK」がセットになったMOOKで、2010年7月3日に初版30万部で販売を開始して以来、好調な売れ行きで増版を重ね、今年1月までに250万部の大ヒットとなりました。

 その勢いを追うように、2010年11月には幻冬舎から『GINGERビューティBOOK』(3,465円)が発売。女性誌『GINGER』と『ESTENAD』がコラボレーションしたもので、オリジナルイオン美顔器とホットジンジャージェル、「小顔と美肌のための必読書」がセットになっています。

 以降も今年1月には竹書房から『コロコロ美顔エステ』(2,980円)、宝島社からはスッキリ美顔ローラーのボディ用『スッキリ全身エステローラー』(2,980円)、そして2月には主婦の友社から『Y型美容ローラー』(2,990円)の発売が予定されています。

 宝島社から『スッキリ美顔ローラー』が発売される以前も、専門のメーカーから同じような形状の美顔器は数えきれないほど発売されていました。しかし、そのほとんどが1万円前後の価格帯で、ドラッグストアや通信販売を中心に販売されているものでした。

 手に取りやすい価格と、書店やコンビニエンスストアという消費者にとって身近な売り場。それが『スッキリ美顔ローラー』が爆発的ヒットになった要因なのではと考えられます。

 美顔器付きMOOKは一過性のブームとして書店から姿を消すのか、それとも定番化するのか。これから発売されるMOOKに注目です。







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