炭酸水ダイエットについて語る平石貴久氏

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 スリムで美しい体型になりたいという願望は、世の中の大半の女性が持つものであり、その需要に応えるかの様に、巷には様々なダイエット法に関する書物や器具があふれている。そんな星の数程あるダイエット法の中で、一風変わった「炭酸水ダイエット」というものがあった。炭酸水を朝起きた時、食事中、寝る前など水の代わりに飲むだけでダイエット効果があるというもの。なぜ、「水」ではなく「炭酸水」なのだろうか。

 炭酸水ダイエットの原理を詳しく知るために、東京ミッドタウンメディカルセンターの特別外来医師である平石貴久氏に話を聞いてみた。平石氏は、日本を代表する多数のチームや選手の健康管理、有名ミュージシャンたちのコンサートドクターとしても活躍している健康に関する専門家。あのにんにく注射の発案者ということでも有名である。

 平石氏によると炭酸水には4つの効果があるそうだ。

1)体重を減らすダイエット効果
炭酸水は、胃に入り体温によって温められると、炭酸ガスがはじけ続けて胃を膨らませる。このことにより満腹中枢が反応し、食欲が減退。ダイエットにつながる。

2)便秘を解消してウエストを細くする効果
起きてすぐに炭酸水を飲むことは、便秘対策に最適。炭酸水を飲むことで、胃の中の血の巡りが良くなり、便を押し出す腸内の「ぜん動運動」が活発となるため、腸内にたまった食べ物のカスや毒素など押し出し便秘を緩和する。

3)リバウンドを防ぐ代謝アップ効果
炭酸水には血管を広げ、血の巡りを良くする働きがある。血のめぐりが良くなると血流が増え、血管の中の老廃物が押し流され、血液がサラサラになる。それにより体内が活性化し、代謝がアップ。新陳代謝が活発になると、カロリーの消費が多くなり太りにくい体となる。

4)若さを保つアンチエイジング効果
健康な体は弱アルカリ性に保たれている。しかし、バランスの悪い食事や睡眠不足など不規則な生活は、疲労物質である乳酸を体にためてしまうため、体が酸性に傾いてしまう。炭酸水は、弱酸性だが、体内に入ると弱アルカリ性に代わるという特性があるので、炭酸水は飲むだけで、酸性に傾いた体を弱アルカリ性に中和して健康な体を維持することにつながる。

 専門家からこの様な話を聞くと、何だか効果がありそうな気がしてしまう。なお、炭酸水の選び方としては、「軟水」よりも「硬水」も良いそうだ。「硬水」にはミネラルが豊富に含まれているため、ダイエットで不足しがちなミネラルの補給に適していることが理由だそうだ。

 昨今では、女性でも男性でもお茶や水のペットボトルをカバンに入れて持ち歩くことが珍しいことではなくっている。そこで、お茶の代わりに炭酸水にしてみるのはいかがだろうか。ダイエットのために急に運動を始めようとしてもなかなか続かないもの。まずは手軽に始められるこちらの方法を試して見るのも良いかも知れない。

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