お金を貯めることができない人に見られる“悪い習慣”

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 転職サービス「DUDA」が2010年8月に発表した「ビジネスパーソン5,000人の貯蓄額調査」によれば、前年と比較して貯蓄額が「増えた」が34%、「変わらない」が40%を占めており、貯蓄額が減ったという人は26%にとどまったそうです。
 不況による年収額の低下が指摘されるなかで、ビジネスマンたちの貯蓄に対する意識は高まっているといえます。しかし、そうは言っても少ないお給料を日々の生活費や交際費などに使ってしまうと、貯蓄にまわすお金もなくなるというのが現実。どうすればお金を貯められるようになるのでしょうか。

 かつて、自己破産寸前まで膨らんだ借金を徹底した節約によって完済したこともあるというマネー・カウンセラーの田口智隆さんは『お金が貯まらない人の悪い習慣39』(マガジンハウス/刊)において、お金がなかなか貯まらない人には以下のような習慣があると指摘します。

■「いつかはお金持ちになりたい」と思っている
 田口さんは「いつか」という言葉を強烈に批判します。それは「いつか」が永遠には訪れないからだというのです。確かに「いつか」という言葉をつけてしまうと、どうしても先延ばしにしてしまいがちですよね。そのままズルズルといって、いつの間にかやらないまま終わっていた……なんてこともあるのではないでしょうか。
 そんなときは、「いつか」は使わず明確な〆切を設けて、「○ヶ月後までに○円を貯める」「○年後までに英会話を習得して留学する」といった具合に、夢に具体性を持たせましょう。さらにその貯めたお金で何をするのかまでイメージできれば、貯金が楽しくなります。

■「2〜3分の遅れは遅刻じゃない」と思っている
 田口さんは「時間にルーズな人は、お金にもルーズ」だとはっきり言います。
 例えば2〜3分の遅れを遅刻と思わずに繰り返している人がいたとします。もちろん1回の遅刻によるタイムロスは3分程度。しかしそれを100回繰り返すと300分です。時間にして5時間。その5時間にも有効な使い道があったはずですね。
 こうした考え方は貯蓄にも有効です。120円の缶コーヒーも毎日買えば1ヶ月で3600円になります。お金が貯まる人は、必要でないものには1分だってムダにしようとしないと田口さんは指摘します。

■ファストフードやジャンクフードをよく食べる
 田口さんはかつて、急がしく、ゆっくりと食事ができなかったため、ファストフードやジャンクフードを毎日のように食べていたそうです。しかしあるとき、気付きます。「食べ物にこだわらない人は、お金にもこだわらない」ということに。
 田口さんの転機は、父親の保険代理業を継いだときでした。年収が減り、ぜいたくが出来なくなったために自炊を始めました。そうすると、ファストフードを食べていた頃よりも安く、そして健康的な食事が出来るようになったそうです。清く正しくお金を貯めるために、自らの食生活を見直すというのも重要なのです。

■もらったレシートは、すぐに捨ててしまう
 貯金をするために重要なことは、自分が何にお金を使っているのかを把握すること。そのためにあるのが家計簿ですが、家計簿を毎日つけるのはなかなか難しい。そんなときに田口さんがお勧めするのが、レシートをノートに貼りつけていくという方法です。レシートには日付も記載されているので改めてノートに書き込む必要もなく、ひたすら貼りつけていけばいいのです。そうすることで、自分が何にお金を使っているのか、そのだいたいが把握できます。
 田口さんはレシートを、お金の流れを知る「生き証人」であると言います。もし家計簿をつけることに失敗したことがある人は是非参考にしてみてください。


 本書の中で田口さんは39の悪い習慣を挙げていきますが、そのほとんどが生活スタイルやその人の考え方そのものに依拠するものであり、自らの生活を少しでも意識して正すことで、お金を貯めることができないサイクルから脱することができます。
 望む未来がある、何か新しいことを始めたい、そんな風に思っても実現させる上で「お金」は重要です。お金がなかなか貯まらないという人は、自分の生活を少しずつ見直してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部/金井元貴)

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