【パソコン快適活用術・番外編】日曜プログラマーの賢い副業に「ソフトウェアM&A」

写真拡大

自作のアプリケーションをシェアウェアとして公開してみたけれども、なかなかダウンロード数が伸びない一方で、数少ないユーザーからは改良要望やバグ報告が上がってきて、週末は改良に忙殺されている「日曜プログラマー」は多いことだろう。そこで、いっそのこと自分のソフトウェア資産を企業に買い取ってもらってはどうだろうか。今回紹介するのはそうしたソフトウェア資産の売買の仲介をする「ソフトウェアM&A」である。

ソフトウェアM&A (http://software-ma.jp/)」は、Windows/Mac/iPhone・iPad/Androidなど各プラットフォームのアプリケーションの売買を仲介するサイトである。

たとえば、Androidプラットフォームの占いソフトを開発したとする。Androidマーケットで販売するにしても、プログラマーは企画・設計・コーディング・テストまでは得意かもしれないが、マーケティング能力まで兼ね備えている人はごく少数だ。

もともと、日曜プログラマーは開発が好きでやっているのであって、どうすれば自分の大事な子であるソフトウェアプロダクトを育てていけるかについては、“餅は餅屋”の言い伝えに従い、企業に任せてしまったほうが有利である。

また、日曜プログラマーは、自分の作品を誰かに使ってもらえればそれで満足という人が多いが、優れた成果品には相応の対価があってしかるべきである。

ソフトウェアM&A」のサイトには、さまざまなシェアウェア/フリーウェアの売買案件が集まっている。

ソフトウェアはもともとアイデアの集積である。もし、自分のコーディング能力に自信がなくても、優れたアイデアを実現したソフトウェアなら、買い手も多く付くであろう。

また、サポートの負担がなくなるのも大きな魅力である。既存ソフトのサポートから解放されれば、また、新作の開発に取り組む時間と余裕ができる。

さらに、プログラミングの才能がなくても、「ソフトウェアM&A」の仲介を通した週末副業は可能である。

たとえば、オリジナルドメイン100個を集めると、それ自体が譲渡の対象になるということをご存じだろうか。

新規ドメインではダメである。「過去に使われたことがあって、多くのリンクを集めているが、現在は誰も使っていない」というドメインが有効なのである。

多くのツールを使って根気よく探す必要があるが、探し出した良質ドメインを使ってビジネスが成立する機会がある。 もちろん、B to Bつまり企業同士の売買も盛んである。

自社のソフトウェアプロダクトが、他社の技術や販売網によって、さらなる発展を遂げるとともに、開発元にとっては、サポートコストを削減して、知的財産権の流動化を促進することができる。

自分の才能を副業として花開かせたい日曜プログラマーなどにとって、「ソフトウェアM&A」の売買仲介は、魅力的なシナジーの場であると言えるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)

【関連記事】
アプリ著作権を資産化し、売り手と買い手を結ぶ「ソフトウェアM&A」
マルチプラットフォームでアプリを同時にリリースできる「AppliGate」
プログラムを書かずアプリ作成 iPhone・Androidアプリレーベル「appli-X」
iPhone向け英単語アプリ「SHOOTAN GO! 英単語3000」
ケータイやスマートフォンでいろいろなコンテストが開催できる「モバイルコンテストシステム」
-ITからセレブ、オタク、事件・事故まで。スルーできないニュース満載-
TechinsightJapan(テックインサイトジャパン)はコチラから!