韓国国立獣医科学検疫院は25日、家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)拡散の原因と感染経路を分析した中間調査結果を発表し、政府と防疫当局の初動対応に問題があったことを明らかにした。

 検閲院によると、2010年11月23日に慶尚北道安東の養豚場が最初の感染疑いを報告した際、防疫当局は簡易検査シートによる「陰性」の結果にだけに依存し、防疫作業を行わなかった。農場は5日後に再度感染疑いを報告し、検閲院の精密検査で29日に「陽性」を確認した。

 防疫当局は陽性の結果を受けてから防疫作業に乗り出したが、強い感染力を持つ口蹄疫はすでに周囲へ拡散していたとみられる。

 検閲院は口蹄疫が発生した時期について、口蹄疫の陽性を確認した29日により15日前の、14日から17日ごろと推測。防疫作業が行われるまで約10日間あったが、糞尿回収車が安東の養豚場の糞尿を17日と26日の2度にわたり往復するなどしてウイルスを運び、口蹄疫感染が拡大したと説明した。

 韓国メディアは「口蹄疫の初期対応に失敗…10日以上放置」、「『最初の疑い申告』誤った判断が口蹄疫事態を拡大」と報じた。(編集担当:新川悠)



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