ソウル大教授がHIP HOPグループ結成

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スーツに眼鏡というごく普通の大学教授が、突然豹変! ヒップホップのリズムに合わせ、軽快なダンスを踊り出す。韓国で今、教授率いるヒップホップグループが話題となっている。このグループは、韓国一の名門ソウル大学に務めるキム・ジョンホ博士が結成した「キム博士と詩人たち」だ。彼らは先ごろ、京畿道(キョンギド)安城(アンソン)にある東亜放送芸術大学でミュージックビデオの撮影を行った。

同映像でキム博士は、教壇で見事なラップとノリノリのダンスを披露。これに生徒たちも加わり、熱い思いを歌い上げている。普段はネクタイをしめた博士も、本物のラッパーさながらにオレンジ色のパーカーに身を包んで、ニット帽を被っている。その姿もなかなかのものだ。

博士が始めたこの音楽活動は「国際情勢や経済を学生たちにわかりやすく伝えたい」という思いからだった。博士が歌い上げる歌詞は、次のようなものだ。「パワーが必要、そうすれば中国にも堂々とできる。我々、大韓民国は一刻も早く5大強国へ!」、韓国が直面している国際問題や、経済の行く末などが歌われている。ラップならではの少々過激な発言も、博士の手にかかれば、まるで講義を聞いているかのようだ。

同グループはデジタルアルバム『希望のメッセージ』を発表し、収録曲の音源を公開。日本同様に就職難が社会問題となっている韓国の現状を歌った『アリよりキリギリスが多い』では、「俺たちが働き口をつくらなきゃいけない。タダのものなんてない。遊んだ分だけ遅れて、使った分だけ貧しくなる。国は面倒もみてくれない」と深刻さを訴えている。

ラッパーというと、いかつい風貌を思い浮かべるのだが、キム博士はいたってソフトな男性。この脱力系ヒップホッパーが、世界でセンセーションを巻き起こす日も、そう遠くはないかもしれない。

screenshot:Youtube/aimeag

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