氷点下11度の中、片腕で自殺を食い止めた警察官

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朝晩の気温が、氷点下10度以下にまで下がるという大寒波に見舞われた韓国ソウル。ここで、警察官が片腕で自殺を食い止めるという、映画さながらの人命救助を行い話題を呼んでいる。

その日もソウルは、氷点下11度という極寒だった。麻浦(マポ)警察署 交通安全科のカン・ヒジュン警官は、パトロール中に偶然通りかかった城山大橋(ソンサンテギョ)で、身を乗り出している男を発見。すぐに「自殺だ」と判断し急いで近づくと、男は警官に気がつき飛び降りようとしたのだ。

「そこは危険だから、とりあえずこっちに来て話をしようじゃないか」と優しく声をかけると、男は「俺は悪いことばかりしてきたんだ。生きていても仕方がない」と繰り返した。火が着いていないタバコを口にくわえた男が気を緩めた瞬間、カン警官は腕を掴み「家族のことを考えたら、こんなことはできないだろう!」と、声を荒げた。それでも橋から飛び降りようとしたが、彼は片腕で男を掴んだまま必死に歯を食いしばったのだ。バランスを崩せば、男はおろか自分まで転落する危険もある。その様子を見ていた市民の通報で、他の警察官が駆けつけ、2人は無事に救出されたのだった。

「何がなんでも助けなければ、と無我夢中だった」と振り返る。自らの危険を顧みず、市民の命を救ったカン警官には、模範警察官賞が授与された。

「当然のことをしたまで。大げさになってしまい、何だか申し訳ない」と謙遜する彼。その姿勢は警官の鑑と言って良いだろう。そして、無事に家族へ引き渡された男には、命を無駄にせず、精一杯生きてほしいと強く願う。

screenshot:hankooki.com

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