ミランが23日、アヤックスから完全移籍でDFウルビー・エマヌエルソンを獲得した。同選手は2014年6月30日までの契約を結び、23日に行われたチェゼーナ戦を観戦している。

特にそのユーティリティー性から、エマヌエルソンはミランにとってバランスをもたらすための最適のピースと言える。守備ラインでも中盤でも左サイドでプレーできる選手だからだ。アヤックスユースで育った同選手は、2004-05シーズンにエールディヴィジでデビュー。翌シーズンに左サイドバックのスタメンとなり、オランダ・カップとオランダ・スーパーカップを獲得した。06年8月には、アイルランドとの親善試合でオランダ代表デビュー。U-21代表では06年EUROで優勝も経験している。

23日にミラノ入りしたエマヌエルソンは、次のようにミランの選手として最初のコメントを残している。ポジション争いへの心配もないようだ。

「僕にとってミランは夢だ。世界で最も偉大なクラブの一つだし、このチームとともに素晴らしいことを成し遂げるべく、僕はここへ来た」

「左サイドなら前でも後ろでも、どこででもプレーできる。自分の仕事をしなければいけないと分かっているよ。よく練習して、監督が望むところでプレーする。攻撃面の方が強いと思うけど、大事なのはチームに貢献することだ。ミランからは水曜に連絡があった。それからすぐに話がまとまったんだ。土曜にはすべて決まっていたよ」

「ここミランには素晴らしい選手がたくさんいる。その中の一人を選ぶのは難しいね。(ズラタン・)イブラヒモビッチのことはアヤックス時代から知っている。それからイタリアサッカーのレジェンドである、(アンドレア・)ピルロや(ジェンナーロ・)ガットゥーゾといった選手たちもいるね」

「(クラレンス・)セードルフにピルロ…早くチームに加わりたいよ。ここミランでは、本当に多くを学ぶことができると分かっているからだ。僕らはインテルより強い。僕は勝つためにここへ来た。アヤックスで6シーズンを戦ったけど、リーグ優勝は一度もできなかったんだ。

「このチームにいることを誇りに思っている。自分が成長し、ミランにふさわしい選手になれると思っているよ」