「気力がない」「本来の姿ではない」「フィジカルの問題」。インテルDFマイコンは今シーズン前半戦で苦しんでいたものの、ようやく周囲が知っている彼に戻った。レオナルド監督がチームの指揮を執るようになったことが影響しているのは確かだろう。ここ5試合の勝利では、ほぼ全試合でマイコンが決定的な仕事をしている。彼はここ数週間で、生まれ変わった。

『Fifa.com』の中でマイコンは、レオナルド監督の影響を絶賛。「彼がやってきて、たくさんのことが変わった。雰囲気は素晴らしいものになったね。彼はすでに、自分の考えをチームに浸透させている。僕だけじゃない。チームの誰もが、彼がきてからよりモチベーションを持ってやっているんだ。僕たちは団結している。そして、彼がしっかりと仕事ができるよう、最高のサポートをしていくよ」と語っている。

一方、クラブ・ワールドカップ制覇を最後にインテルから去ったラファエル・ベニテス監督については、「優勝の後でチームから出ていったから、今でも僕たちは少し驚いている。たぶん、彼がやったことの何かをディレクター陣が気に入らなかったんだろうね。でも今は興味のないことだ。僕には今が大事で、レオナルドと一緒に素晴らしいシーズンにしたいと思っているよ」と述べた。

そして、最近の好調と後半戦の巻き返しについては、次のように話した。

「ここ数週間は、良い結果が続いている。このペースを保っていかないとね。そして、ほかのチームのミスを待つよ。2010年の最後の方は、悪い試合もあった。でも、僕たちの目標は常にスクデット(セリエA優勝)のままだったよ。ミランとの対戦があることは忘れていない。決定的な試合になるだろう。僕たちはそれを生かしたいと思っている。もちろん、現時点で彼らは僕より上にいて、難しい戦いになるはずだけどね」

また、2月に行われるチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で、昨シーズンのファイナルで対戦したバイエルン・ミュンヘンと再戦することにも触れている。

「2010年の対戦と同じことを繰り返したいね。彼らは僕たちのことを研究している。でも、僕たちも彼らのアプローチを理解しているんだ。そして何より、勝利に慣れていることが僕たちのアドバンテージになるはずだよ」