韓国の人気ガールズグループKARA(カラ)のメンバー5人のうち、所属事務所DSPメディアに専属契約解除を申し入れたメンバー3人(ハン・スンヨン、ニコル、カン・ジヨン)が、KARAとしての活動再開を望んでいることが分かった。3人の代理人は、現在の経営陣への不信感があることから、「信頼できるマネージメントの専門家に支援を受けること」を条件に活動再開を示唆(しさ)。しかし円満解決の糸口は今も見つかっていない。

 韓国人ブロガーのナララポ(ハンドルネーム)さんは、日本で報じられた記事と、それに対する日本の反応を紹介する。「KARAは韓国だけでなく日本でも人気を獲得していたので、今回の問題は日本でも大きく報じられた。各ポータルサイトを見ても、『第2の東方神起』になるのではないかという声が上がるほど、高い関心が集まっている」と説明する。

 ナララポさんは、東方神起やKARAなど、日本で人気のある韓流グループが相次ぎトラブルを引き起すことについて、「韓国芸能界のみっともない姿を日本に見せているようで、韓国人として恥ずかしく思う」と述べる。「韓流ブームに乗って海外進出を試みる芸能事務所は多いが、所属事務所はタレントたちとの円滑な関係を優先すべき。海外進出だけを考えていてはいけない」と主張した。

 韓国人ブロガーの緑疑問(ハンドルネーム)さんは、KARAの分裂危機問題を通じて韓流の「虚像」が見えてくると指摘する。「今回の問題は、所属事務所と所属するタレントとの不平等な従属契約により発生した。そこにはタレントをモノとしか見ない所属事務所側の視線が存在する」と語る。

 不平等な従属契約について、所属事務所はタレントに多くのお金を時間を投資し、人気が出たら最大限に利益を得ようとするため仕方のないことだと指摘。「力を持つ所属事務所が力の弱いタレントを働かせる。労働基準法で働く側の権利が守られ、円満な関係が築ければいいが、韓国の芸能界には法的保護がほとんどないのが現実」と説明する。

 緑疑問さんは、契約の問題点や芸能事務所の横暴などは報じず、韓流という大きな枠組みでタレントのトラブルやハプニングだけを話題として取り上げる、メディア側も問題だと指摘する。

 「芸能事務所やタレントによる一時的な韓流熱風は、あわのようなもので時間が経てば消えてしまう。それよりも文化多様性の観点で、相互交流を継続させていくことが重要」と考察。韓流を前面に押し出すよりも、まずはタレント個人の権利を保護し、韓国芸能界のマネージメントの問題点について分析・改善することが必要ではないかと語った。(編集担当:新川悠)



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