これが日本の男たちだ!

熱戦続くアジアカップ。日本は準々決勝で地元カタールと対戦。帰化選手がズラリと名を連ねた多国籍軍団カタールは、個人技ならアジアでも屈指の強豪。その選手たちを束ねるのはさすらいの名将ブルーノ・メツ。彼らを大声援でバックアップする地元のサポーター。そして、日本にとって何より怖いのが、これまでもアジアカップ・ACLでたびたびやらかしてくれたマレーシアのサレー主審。

この試合をもって審判稼業から引退するサレー主審は、かねがね安定して日本に厳しい笛を吹くことでおなじみ。同じカタールと対戦した2010年ワールドカップのアジア最終予選でも、驚くようなジャッジの連発でした。「前半11分に中澤に遅延行為のイエロー」「体当たりで悶絶してもファウルはもらえず」「微妙なハンドの判定で闘莉王のゴールを取り消される」「エリア外のちょっとした接触でPKを取られる」「アフターで背後から足を刈られてもファウルなし」と不利な判定の数々。最終的に闘莉王はこの試合を「腐った試合」と評しました。アジアカップ準々決勝も、そんな11人対11人ではない戦いでした。

その苦境を覚悟し、受け入れ、乗り越えた日本の男たち。

試合中に何度もファウルを流され、タッチを割ったボールを相手に取られ、多くの選手が苛立ちを露わにしました。岡崎や今野ですら主審に手を上げ、不満を示しました。しかし、そうなることはわかっていたこと。ひとりくらい退場になるかもしれない。PKの1本くらいはあるかもしれない。オフサイドでゴールを消されるかもしれない。最悪の最悪を覚悟した日本は、有無を言わさぬゴールを目指して不撓不屈…いや不倒不屈の戦いを見せたのです。

2-2で迎えた後半43分。案の定ひとりが退場となり、10人での戦いが続く日本は体力的にも厳しい時間帯。そんな限界の状況で、ドリブル突破を試みた長谷部は3人に足を掛けられ倒れ込みながらも、最後の最後まで足を伸ばして味方へボールを送りました。決勝点をあげた後半44分には、本田△が背後から倒され、こぼれたボールを拾った岡崎が背後から倒され、そのボールを拾った遠藤が背後から倒され、そのボールを長谷部がつないで香川へ送ると、香川に対して3人のカタール選手がPK相当のプレーで足を刈ろうと試みました。

しかし、日本チームを止めることはできなかった。崩れながらも足を伸ばして味方につなぐ。こぼれることを予感して助けに向かう。セルフジャッジなどしない。それはラグビーでも見るかのような、決して挫けない男たちの姿。香川が蹴り倒されたあと、そこになおSB伊野波が詰めていたあたりに、ひとつとなった「チーム」が生み出す大きな力を感じました。よく言われる「日本の組織力」という長所も、単なるシステムや約束事を指すのではなく、こんな一体感にこそふさわしい言葉かもしれませんね。

ということで、強く誇らしい日本のサムライたちと、現地で楽しいサッカー観戦旅行を継続するまつきやすたろうクンなどについて、21日のテレビ朝日「アジアカップ 日本VSカタール戦」からチェックしていきましょう。



◆どうでもいいけど遠藤さんのポジショニング巧みすぎワロタwww


出場停止の内田に代わって予定通りに伊野波、前戦を休んだ本田△が先発に復帰した日本。今大会を通じて成熟してきた布陣で、「最アウェー」の一戦にのぞみます。一方カタールは、セバスチャンら帰化選手を並べる布陣。元日本代表の松田直樹さんをして「金だけじゃん、ぶっちゃけ」と言わしめるカタールサッカー。その本領を発揮した「買ってきた多国籍軍団」です。

それでも、ひとりひとりは確かな力を持つカタールは、セバスチャンを中心に攻撃的な姿勢。サポーターの大声援をバックに、早い時間帯から試合を決めにかかってきます。すると早くも前半12分、裏に抜け出したセバスチャンは吉田さんをフェイント一発であっさりかわし、左足で先制弾。

↓まつきクンも「オフサイドぎりぎり」「オフサイドじゃないか」と訝しむカタールの先制弾!


日本ベンチ前で「オフサイドだろ!」と叫んでいるヤツ、コーチかと思ったら森脇じゃねぇかwwwwwww

ベンチ内でまつきクンみたいな楽しみ方をするなwwwwwww



この時点でジャッジへの不安は確信に変わった日本サイド。しかし、まつきクンが言うように「1点取らなきゃいけないのは試合最初から変わっていない」「入っちゃったものはしょうがないから、こっからの試合」なのです。中盤に人を固めてくるカタールは、日本の心臓部である遠藤・長谷部を密着マークして効果的な攻撃をさせてくれません。

しかし、そんなときは変わりばんこで誰かが活躍すればいい話。やや下がり目の位置から前線へとパスを供給する本田△、今大会好調の岡崎、そして今大会沈黙を続けてきた香川が、カタールの守備を切り崩します。

↓前半28分、飛び出した岡崎のループから最後は香川が押し込んで日本同点!ゆりかごダンスで岡崎家の第二子誕生をお祝い!


まつきクン:「(まだゴールが決まる前から)よーし!取ったぞ!取ったぞ!」
まつきクン:「よーーーし、よしよしよし」
まつきクン:「よっし!よーしよしよしよしw」

「よし」しか言ってねぇこの解説wwwwwwwwwwwww



そんなこんなで前半を1-1で折り返したものの、後半戦は試練の展開。迎えた後半16分、すでに前半で1枚のイエローを受けていた吉田麻也が、倒れたあとに無駄に足を振り回して相手を引っ掛けてしまう自爆。このプレーで2枚目のイエローとなった吉田さんは退場してしまいます。さらにこのプレーで得たFKに対して、日本はニアサイドをがら空きにしてしまうという自爆の連鎖。GK川島のポジショニングもニアへの意識が薄く、日本は痛恨の失点を喫したのです。

↓マレーシアのサレー主審も「俺の出番はないな」と納得する、日本自爆による退場&失点劇!


まつきクン:「おわっ、うーん…イエローカード出た…」
まつきクン:「これ、壁は1枚でいいのかな!?」
まつきクン:「1枚だったら入れなくてもいいんじゃないかな!」
まつきクン:「よーっとあぶない!?ん、あぁー…」
まつきクン:「壁はひとり入れるんならいらないと思うんですよ…」
まつきクン:「いや、悔しいねぇ!あぁーーーーーーーー」

追い込まれたまつきクンが「Jリーグ2連覇」の名将ぶりを発揮してきたwwwww無駄に的確wwwwwwwwww


「時間はたっぷりある」「こっからですよ」「この●●スゴク重要ですよ」…毎試合繰り返されるまつきクンの根拠なき激励。そんな言葉にやけに勇気づけられるこの試合。まつきクンは決して諦めることはありません。諦めない力、挫けない気持ち。それこそ日本サポーターと日本代表が誇る大きな武器。1人減ってむしろ活性化する攻撃。足りない分をカバーしようと一層増していく運動量。ひとつになった「チーム」の強さを発揮するのはココからです。

↓そして迎えた後半25分、1点目と同じく本田△が浮き球の縦パスを送り、岡崎がつないで香川が押し込んだ!日本同点!


岡崎スゴイなwwwwwwwwwwwwww

シュッツトガルトも金払ってこの選手獲るべきwwwwwww



↓さらに後半44分、諦めない日本はつぶれてつぶれてつぶれて最後に伊野波が押し込んで逆転!


まつきクン:「ファウルファウル!ファウルじゃないの!?」
まつきクン:「よーーーーし香川!香川!」
まつきクン:「おおっPKだ!PKだ!」
まつきクン:「(伊野波が押し込んだあと)PKだ!PK!…おおぅ?ゴール!ゴール!ゴール!おしおしおし!いいぞぉ!」

まつきクンうるせぇwwww一騎当千のうるささでカタールサポーターと互角に渡り合っとるがなwwwwww



その国に誇りも愛情も縁もない烏合の衆と、10人でも11人以上の力を発揮する本物の「チーム」の差。最後あの位置に伊野波が居ていいのだろうか?など若干の疑問は残りますが、日本チームの総力がもぎ取った決勝点。苦境を跳ね返した日本は、アジア最強国にふさわしい戦いで準決勝へと駒を進めたのです。

試合後、長谷部キャプテンは「チームがひとつになって勝った。厳しいレフェリングの中で、すべてにおいてアウェーでしたけど、それを跳ね返す力がこのチームにはある」と胸を張りました。そして、ひとりサポーターの元へ向かい頭を下げた吉田を、「お前のせいで2倍走った」と手荒く迎え入れました。チームをまとめるキャプテン、しっかりと結束したチーム。史上最強の日本代表…そんな感触も漂ってきます。これはもう優勝するしかありませんね。



ただ、そんな素晴らしいチームの中で若干名、残念な個人プレーを見せた人物がいました。それは中盤の支配者・遠藤保仁さんと、ベンチの支配者・森脇良太さん。ふたりはこの厳しい戦いの中でも、「オイシイ場面ではしっかり俺も目立とう」という姑息な個人プレーを展開。チームの輪を文字通り乱しまくっていたのです…。

<遠藤さんの姑息な個人プレー>

●1点目:最初すごい遠くにいたくせに、ゆりかごパフォーマンスの場面ではちゃっかり岡崎の隣をキープ。本来岡崎の隣にいた吉田麻也を押しのける姑息な個人プレー

●2点目:もみくちゃにされる香川に接近すると、人の輪を押しのけて香川の背後に密着。香川を撮ったとき一緒に自分の顔も写るよう、背中におぶさるという姑息な個人プレー

●3点目:つなぎの段階で倒されるとその場で寝転び、一歩も動かないままゴールを確認してバンザイ。そそくさと伊野波に接近するや、人の輪を押しのけて伊野波の背後に密着。伊野波を撮ったとき一緒に自分の顔も写るよう、背中におぶさるという姑息な個人プレー

<森脇さんの姑息な個人プレー>


●1失点目:監督より前に飛び出して猛抗議をし、「戦う日本の象徴」的な存在感を示す姑息な個人プレー

●2点目:試合に出てもいないのに、誰よりも早く香川のもとに到達。しっかりと抱きつき多くの媒体の写真に写り込む姑息な個人プレー

●3点目:試合に出てもいないのに、岡崎に次ぐ早さで伊野波のもとに到達。長友など問題にならない快速ぶりを誇示する姑息な個人プレー

●試合終了後:ピッチ上のイレブンを押しのけて歓喜の輪の中心へ。「あれ、出てたっけ?」「岩政と永田は見たが、森脇も出てたのか」「よくやったぞ!」と世間にカンチガイさせる姑息な個人プレー

何だこのオイシイ場面の支配者たちwwwwwwwwwww

特に遠藤さんの1点目のやり口は最高に汚いwwwwwwwwwww



チーム内に亀裂が走らないよう、次は自分のゴールで目立ってください!



「サッカー」カテゴリの最新記事