(社)インテリア産業協会(和田清造会長)が経済産業省の協力のもと実施した「住まいのインテリアコーディネーションコンテスト2011」の受賞者がこのほど決定、1月19日、東京・新宿の京王プラザホテルにて表彰式が挙行された。
「住まいのインテリアコーディネーションコンテスト2011」は今回で23回目。「クライアントのお気に入り」をテーマに、これまでの業務で作成・提案した実施・実務例を対象として募集した「プレゼンテーション部門」には83作品、「A氏のインテリア相談」がテーマの一般プランニング部門には86作品、また学生プランニング部門は「都市近郊の山間地に建つ高齢者のための住宅」をテーマに516作品と、3部門合計で685点の作品が寄せられ、慎重な審査の結果、経済産業大臣賞には、プレゼンテーション部門の増田成政氏(増田建築アトリエ一級建築士事務所・福岡県)、製造産業局長賞には一般プランニング部門の木村奈津子氏(スペースデザインカレッジ東京校・茨城県)がそれぞれ選ばれた。
受賞者を代表して挨拶に立った増田成政氏によると、経済産業大臣賞を受賞した「いにしえの杜(築220年の商家再生)」は、江戸時代に建てられた実家のうなぎ専門店をリノベーションしたケース。長年にわたり、何度も繰り返し工事された結果、強度が不足し、動線も不便になっていた老朽家屋を、耐震補強、高断熱化、バリアフリーにより再生を図っただけでなく地域再生まで目配りされている点が特徴である。増田氏によると、設計には多大な困難があったそうだが、苦しい時には先祖の苦労を偲ぶことで乗り越えたそうだ。

今回の受賞者リストは下記の通り。(敬称略)
《プレゼンテーション部門》
経済産業大臣賞=増田成政(増田建築アトリエ一級建築士事務所)「いにしえの杜(築220年の商家再生)
会長賞=廣田悟((株)廣田悟建築設計事務所)「Lik house」
特別奨励賞=今井裕平、河野輝充、野村恒司、菊池悠二、林雄三(Kenma)「kurinuki」/山田悦子(アトリエエツコ一級建築士事務所)「北テラスの家」/池内剛、池内彩子(池内建築図案室)「養蚕家屋 移築百年目の再・再生ー若い夫婦が作り出すモダンな二階小屋裏空間ー」/y+M design office「みちいえ」/大野槙弓、田中貴浩(室内楽一級建築士事務所)「室礼の家」
《一般プランニング部門》
製造産業局長賞=木村奈津子(スペースデザインカレッジ東京校)「ごちゃちゃちゃ。ちゃちゃちゃ♪」
会長賞=麻野綾子(有限会社アル・プランニング)「ソトハウチ、ニワモウチ」
特別奨励賞=秋谷智史(秋谷設計室)「ギャラリーのあるいえ」/武田千尋(スペースデザインカレッジ東京校)「中庭を囲む家」/植田孝二(一般建築士事務所アルク・アソシエイツ)「和」/山本咲子(スペースデザインカレッジ東京校)「ちょっと離れる、もっと繋がる 『距離で感じる“思いやり”」/幸田典子(スペースデザインカレッジ京都校)「BACK TO THE TREE」
《学校プランニング部門》
会長賞=下清水奈津美(スペースデザインカレッジ東京校)「つながる家」
特別奨励賞=須藤なみ(学校法人美専学園北海道芸術デザイン専門学校)「三ヶ国の老人が生活する住宅」/岩木友佑、松本晃一(日本大学大学院理工学研究科)「つながる家」/蛭田保渚美(スペースデザインカレッジ東京校)「突撃! お家探偵団」/堤宏智(スペースデザインカレッジ東京校)「寺子屋ハウス」/松本なつき(国際デザイン・ビューティーカレッジ)「ナチュラリスト×モダニスト」