海外の大学や大学院に留学する日本人が大幅に減少していることが、文部科学省の調査により判明した。韓国でも複数のメディアが、「日本人留学生…米国有名大学への入学は5年で36%減少」、「留学生の減少に対して憂慮(ゆうりょ)の声があがった」と相次ぎ報じた。

 韓国人ブロガーの焼酎万病満州所(ハンドルネーム)さんは現在、MBA取得のため米国の大学に留学中だという。ブログでは、学校には韓国、中国、インドなどさまざまな国の学生が在籍しているが、日本人留学生は見つけるのが難しいほど少ないと語る。

 「アジア地域において、日本はさまざまな側面から唯一のグローバル国家と言えるが、学校に日本人学生はほとんどいない」とし、「なぜMBAスクールに日本人がいないのだろうか?」と疑問を綴った。

 「聞いた話によると『別に必要ない』からだそうだ。当然、日本独自の特徴はあるだろうが、MBA卒業生を採用したいと思うグローバル企業はあるだろうし、需要はあるはずだが」と述べ、機会があれば日本人に日本人留学生が少ない正確な理由をたずねてみたいと語った。

 韓国人ブロガーのAURAKY(ハンドルネーム)さんは、日本人が海外で学ばない理由について「意欲」の問題ではなく、「必要性」がないからだと指摘する。「日本はすでに研究や大学の質など、国内である程度のものを得られるため、わざわざ外国に出て行く必要がない。もし、外国に行くことで就職しやすくなるなら、行くなと言っても行くようになるだろう」と述べる。

 一方で、韓国は両親がなけなしのお金を投じて子どもを留学させる家庭が多く、韓国の状況は日本と正反対だという。「留学は個人のためでもあるが、大きくみれば国力を高めるものだ。留学が増えることで韓国の教育の質が高まり、安定し、韓国経済が活発になるなら、これ以上望ましいことはない」と考察。将来は韓国でも「若者よ、もっと広い世界に飛び立て」という言葉が出ることを期待したいと語った。(編集担当:新川悠)



■最新記事
【韓国ブログ】韓国で語学留学が過熱「わが国は大切なものを忘れている」
海外留学の日本人が急減、日本留学の最多は中国人
青森大学「偽装留学生」大量除籍…中国で「うそ・誇張」の声4割強
【米国ブログ】日本政府が留学生受け入れ制度を廃止「教育の鎖国化か」
【韓国ブログ】スキーをするなら韓国ではなく日本に行こう!