チェルシーDFジョゼ・ボジングワがミランへ移籍するかもしれない。同選手とチェルシーの契約は今シーズン限りとなっており、まだ延長に至っていない。チェルシーは2008年に同選手を獲得した際、1620万ポンド(約21億3000万円)を支払っているが、英紙『デイリー・メール』によると、ミランが用意しているオファーはこの金額を確実に下回るそうだ。それでも、チェルシーは半年後にフリーで同選手を失うことがないように、ミランのオファーを受け入れるかもしれないという。

ミランのアリエド・ブライダSD(スポーツディレクター)は13日、ポルトガル『TSF』のインタビューで次のように話している。

「我々は素晴らしい選手たちのことが好きだし、ボジングワはそういった選手だ。だが、今の我々はスタンバイ状態だよ。我々としては、今はまったく関心を抱いていない。だが、6月にどうなるかは誰にも分からないね。現時点で価値があることでも、もっと先になったら価値がなくなることもあり得るんだ。私に言えるのは、今この瞬間に彼が来ることはないということだよ。夏にどうなるかは分からない」

一方、バイエルン・ミュンヘンMFマルク・ファン・ボメルは、1月にクラブを変えることになるかもしれない。5年を過ごしたバイエルンとの契約が今季で満了となる同選手は、マーケットに出されている状態で、オランダ『ラジオ538』のインタビューで、ファン・ボメルはミランを含む複数クラブからの関心があることを認めた。

「僕らは彼らと話し合っているところだ。でも、今はそのことを考えたくない。具体的な関心になるまでね。イングランドやオランダのクラブからもリクエストはあり、その中にはPSVも含まれている。まだ何も決めていないし、どこのクラブとも直接話していないよ。選ぶ時間はある。今(1月)か6月に出て行くことになるだろう」

ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は12日、イタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューで、「彼は重要な選手だが、年齢が年齢(4月で34歳)だし、獲得は考えていない」と、ファン・ボメルへの関心を否定していた。だが、同選手の代理人であるミーノ・ライオラ氏は13日、イタリア『ilsussidiario.net』の中で次のようにコメントしている。

「ガッリアーニがファン・ボメルは年を取り過ぎていると言った? 私は、正しい条件なら獲得はあると思っている。ファン・ボメルのミラン移籍については、1月31日まで時間があると言えるよ。どうなるか見てみよう」