【ソルのゲー評】『バイオショック』に激似なFPS『シンギュラリティ』を遊んでみた

写真拡大




久々にソルのゲー評のコーナー。ここでは記者が遊んだゲームを評価していきたいと思う。そんな久々のこのコーナーで取り上げるタイトルは『シンギュラリティ』という聞き慣れない作品。日本ではマイナー、というより海外でもあまり有名ではない。このゲームFPSの大手、アクティビジョンが開発して日本ではスクウェア・エニックスから日本語吹き替えにより販売されている。

何故このゲームを取り上げたのか? それは自分の大好きなFPS『BIOSHOCK(バイオショック)』と比較して遊んでみてあまりにも似すぎているため、記事にしたら面白いのではと思った次第。


――左手で特殊能力……ってあれ? 『BIOSHOCK』に似てる?
似ている似ていないの前に今回レビューする作品の概要を説明したい。基本的には普通のFPSなのだが、主人公が特殊能力を使うことができ、この特殊能力で戦闘を行ったり壊れた物を直したりと様々な能力を発揮する。鍵となるのは“TMD(タイム・マニピュレーション・デバイス)”だ。例えば既にボロボロに壊れている階段に対してこれを使うと壊れる前の状態に戻すことが可能。再度使うと腐敗させ壊すことが可能だ。このTMDは頻繁に使いパズル要素も絡んでくる。

特殊能力はこれだけでなく、敵を吹き飛ばす“インパルス”や“重力制御”、“デッドロック(範囲内の時間の流れを遅らせる)”が使える。TMDは基本的に左手に装備、通常武器は右手といった感じで、見た目はまんま『BIOSHOCK』だ。

またステージのあちこちに落ちている“E99”を拾うことによりTMDの追加装備や特殊能力アップグレードができるほか、これまたステージの途中に落ちている“武器テクノロジー”を拾うことにより武器のアップグレードが可能となっている。武器の弾薬も購入可能で少々アドベンチャー風な味付けもされている。


――時代も『BIOSHOCK』同様1950年代
『BIOSHOCK』を遊び込んだ人ならここまで書けば類似していることがわかるだろう。このゲームを作った開発者もかなり『BIOSHOCK』を意識していたに違いない。時代も1950年代と似ておりレトロな時代と現在(2010年)を交互にプレイすることになる。

ではこのゲームは駄作なのだろうか? 実はそんな遊べないゲームではない。パズル的要素、FPS要素がうまく合わさったゲームとなっており非常に遊びやすいゲームだ。ゲームそのものはかなり親切でマニュアルを1ページも読まずとも進行することができる。スクウェア・エニックスの日本語版はセリフが全て日本語吹き替えになっている。ただ日本語版はゴア表現がなくなりグロテスクな表現が修正されているとのことだ(CEROレーティングはD)。敵はクリーチャーが中心となっているためCERO Zでもリリースしてほしかった。


――グラフィックについて
また重要となるグラフィックだが、テクスチャーの粗さと頻発するティアリング(ゆがみやちらつき)が目立つようだ。ゲーム進行には支障がないのだが、やはり類似作品となると、既存の作品である『BIOSHOCK』と比較されてしまう。『BIOSHOCK』はこれでもかというくらいグラフィックに気合いが入っていたのでその後遊ぶのは辛いだろう。またFPSながらフレームレートが60を維持できていないのも気になった。


――好き嫌いが分かれるが……
『シンギュラリティ』は好き嫌いが分かれる作品だが、主人公が成長していく様や、銃で撃つだけというマンネリFPSに飽きた人には是非お勧めしたい。アドベンチャー要素がかなり強く、戦闘もそれなりに頭を使うことが多い。分かりやすく言えば『メトロイド プライム』だろうか。現在の能力を使い切って先に進んで行くにはテクニックだけでなく知恵も必要となる。『BIOSHOCK』より唯一優れている点は巨大なボスが登場するところだろうか。『BIOSHOCK』の強敵と言えばビッグダディ。一般の敵に比べれば体が大きいものの、圧倒されるほどの大きさではない。『シンギュラリティ』には画面を覆うほどの巨大な敵が登場するのでやりごたえはあるはずだ。もちろん倒すのにも、ただ攻撃するだけでは倒せない敵ばかりだ。

このゲームを手がけたのは『Quake4』や『Wolfenstein』PC版を開発したRaven Softwareだ。同社はアクティビジョンに気に入られているのか、ミリタリー系FPSも開発中とのことだ。FPS開発にはそれなりの実績のある会社といえるだろう。噂ではInfinity Wardを切って代わりにRaven Softwareが『Call of Duty』シリーズを開発するのではとの噂もあるくらいだ。『Call of Duty』は今まで、Infinity Ward社とTreyarch社とで交互に開発してきたが、Infinity Ward社とアクティビジョンの間に亀裂が入り、主要メンバーも抜けるという事態になっている。そんなフランチャイズに新たにRaven Softwareが加わるわけだ。実際にこの『シンギュラリティ』はアクティビジョンより発売となっている。

この会社がどんなFPSを作ってきたのか知りたければ、遊んでおくのも良いかもしれない。「類似」と書いたが個人的には遊べたゲームだ。『BIOSHOCK』を既にプレイしたことある人なら比較できるので更に楽しいだろう。日本で全く知られていないのが不思議なくらいだ。

シンギュラリティ(ガジェット通信ゲームズ)

■関連記事
待望の作品『エルシャダイ』の発売日が決定! ネット流行語大賞で金賞を受賞した作品
ゲームリパブリックが経営不振で音信不通 元スタッフ「プラットフォームが駄目だった」
稲本潤一と田中美保がお泊まりデート? Twitterで実況される! ホテル従業員が暴露か? 映画館での目撃情報も……
Twitterでグループ間でメッセージのやりとりができる便利サービス 相互フォローしてなくてもメッセージ可能
Twitterでリア充カップル増殖か!? 好きな相手にコッソリ告白できるサービス『みみうち』