マッシモ・モラッティ会長は自らのインテルを再び取り戻したようだ。9日のカターニア戦で勝利を収めたレオナルド監督に対し、同会長は「我々の指揮官は試合のマネジメントにおいて非常に優秀だった。彼は試合中にカードを切りなおし、うまくやることができたのだからね」と賛辞を送っている。

また、モラッティ会長は「我々は我々のやるべきことをやった。勝たなければいけなかった試合で勝ったんだ。しかも、うまくそれを実現したね。カターニア戦はとても難しい試合だったからだ」ともコメント。首位ミランへの追撃に関しては、「ほかのチームの結果がどうなるかを見ていこう。少しずつ、徐々に我々が(順位を)上げていけるかどうかだね」と述べるにとどまった。

シーズン前半戦では浮き沈みがあったが、ここへきてチームが結果を残していることについて、モラッティ会長は多くの負傷者が復帰したこと、クラブ・ワールドカップ(W杯)で優勝したこと、そして新たな指揮官が就任したことが、最近の好パフォーマンスのベースになっているとの見解を示している。

前述の3項目に関して、インテル復調の主な理由がどれにあるかと聞かれると、モラッティ会長は「3つともさ。ケガ人の復帰は役立っているし、強いチームでいるために有益だった。クラブW杯は大きな自信となったね。ただ、我々を前進させられるのは優秀な指揮官だ。そして我々にはそういう指揮官がいる」と答えた。

一方、注目を集めているナポリFWエディンソン・カバーニについて、モラッティ会長は「以前に追っていた選手がこれだけ活躍すれば、少しの悔いは常にあるものさ。だが、すべての選手を獲得することはできないからね」とコメント。1月のマーケットでウディネーゼFWアレクシス・サンチェスを獲得する可能性については、「それはないと思う」と否定的な見解を示した。