人間の脳は縮んでいる!科学者「人間はバカになった」

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最近の研究で、脳に関する興味深い事実が報告されている。それによると、脳は過去2万年の間に徐々に小さくなっているというのだ。クロマニヨン人の時代に脳はもっとも大きくなり、現在の人類はその当時に比べて約10パーセント程度縮小している。大きさにしてテニスボール1個分ほど縮んでいることが明らかになった。

この報告はサイエンス・ライターのキャサリーン・マコーリフ氏が、科学誌「Discover」に掲載したものだ。彼女によると、2〜3万年前にヨーロッパで生息していたとされるクロマニヨン人の脳が最大級ものものであり、それ以降人類の脳はどんどん小さくなっているという。

原因については諸説あるのだが、デューク大学の脳科学者ブライアン・ヘア博士は、脳の縮小は優位な進化と考えているようだ。「人口が増えた結果、脳が小さくなった」と、説明している。人間に限らず、ある動物の個体数が少ないとき、その種は生き残るために賢くなる。それによって脳も徐々に大きくなっていくのだが、個体数が安定すると段々小さくなるというのだ。

このことについてブライアン博士は、「寛容性の増大」として、「人間が他の生物と調和して生きるようになった」としている。しかし他の科学者は、「(我々の)祖先の方が、我々より賢かった」とし、「現在の人間は愚かになっている」と主張しているのである。果たして人類は愚かになったのか? 生き抜く知恵は損なわれつつあるというのだろうか。脳の縮小に関する議論は、当面続きそうだ。

photo: sxc.hu/artM

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