インテルは9日のセリエA第19節でカターニアと対戦する。レオナルド監督にとっては、インテルの指揮官として2試合目となる一戦だ。カターニアはここ4試合で3敗しているが、ホームでは今季ユヴェントスに敗れたのみ。レオナルド監督は前日会見で、まずはナポリを相手に勝利を収めたデビュー戦について振り返った。

「初勝利のあとは大きな喜びがある。それは隠せないね。チームは素晴らしかった。熱意があったからというだけじゃなく、状況に適応する知性を持ち、好調のチームを相手に結果をコントロールすることができたからだ。だが、次はこのパフォーマンスを繰り返さなければいけない」

「過密日程に恐れることもない。チームを指揮する最高の方法は、彼らに試合させることだからだ。フィジカルの問題がなければね。だがいずれにしても、リソースは明確にマネジメントしていかなければいけない。私は、このチームが存在していると信じている。長い目で見れば、多くのことが起こり得るだろう。だが、インテルの価値に議論の余地はないはずだ」

「(出場停止から復帰するFWサミュエル・)エトーはチームにとって重要なリソースだ。彼はいつもの彼でなければいけない。序盤戦に好調だった選手であり、最後までそれを続けてくれるように願っている。(ディエゴ・)ミリートとの共存? 2人の選手が一緒にプレーできないなんてことはないと思う。エトーとミリートは完全に異なるタイプの選手たちであり、彼らが一緒にプレーできないなんてことはあり得ない」

なお、インテルはDFクリスティアン・キヴが調整練習を早めに切り上げており、出場できるかどうか少し危ぶまれている。レオナルド監督は同選手について、「私が切り上げさせたんだ。深刻なケガではない。問題はないと確信しているよ」とコメントした。

マッシモ・モラッティ会長は首位ミランとの差を埋めるようにトライし、スクデットを争うように求めている。レオナルド監督もその希望に応えるつもりのようだ。

「私は常に勝利を考えている。どの試合であってもね。インテルがほかの結果を考えるようなことがあってはならない。我々は多くの試合を行うが、そのすべてに勝つことを目指すんだ。逆転できるかどうかは、それから分かってくるだろう。だが、試合数は多く、一つずつ向かっていかなければならない。私は目標に制限を設けたりはしないよ。ピッチに立って勝てなければ、常に尾を引くものだ。私は決して次の試合のことを考慮してメンバーを決めたりしない。私には常にプレーできる24名の選手がおり、全員が調子良ければ、管理することができる」

「(ジョゼ・)モウリーニョ? よく連絡しているよ。彼は私に対して非常にオープンだった。多くのことについて話し合ったよ。ここで毎日何があるのか、彼は知らないけどね。近くにいてくれたし、助けてくれた。感謝している」

「カターニアは好調だ。最近の試合を見た。守備に関しては非常に強力な2ラインがあり、サイドではとてもうまくやっているコンビがいる。攻撃面ではマキシ・ロペスが一人でやっているね。彼らにはアイデンティティーと代わりのアイディアがある。試合中にフォーメーションを変えることができるんだ。素晴らしい力を持ったチームだよ。とても難しい試合になるだろう」

「(新加入のDFアンドレア・ラノッキアは)イタリア代表の選手だ。とても将来が嘱望されている。すでに準備はできているよ。すでに多くの選択がなされているシーズン途中での加入だが、今年からすでに多くを与えてくれるはずの選手だ。木曜の試合(前節ナポリ戦)では(イバン・)コルドバの調子がとても良かったと思い、彼を先発させることに決めた。だが、これが最終チョイスではない。その都度その都度で、誰が好調かを見ていくよ」