マツコ・デラックスが中村うさぎを挑発

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 昨年はテレビをつけるとどこかのチャンネルに必ず映っていた印象があるマツコ・デラックスさんだが、かつて彼(彼女)がゲイ雑誌で書いていたコラムを見た中村うさぎさんがエッセイを書くようすすめ、それが現在の活躍に繋がっているのは有名な話。
 いわば中村うさぎさんはマツコ・デラックスさんを見出した人物なのだ。
 『うさぎとマツコの往復書簡』(毎日新聞社/刊)では、そんな二人が、手紙のやりとりという形式で話題のトピックスやジェンダーについてそれぞれの持論をぶつけあっている。

 特に、国会の女性議員のスキャンダルの話題から発展したジェンダーの話題では、マツコさんは「今日の話題はちょっと喧嘩腰になりそうな気がする」と前置きしたうえで、中村さんに対し、「男メンタリティの嫌いなアンタ(中村)には、男メンタリティを持つ女はイコール男と同類で、あまり好きではないってことなんだろうけど、アタシはその発想、ある種の男尊女卑なんじゃないのかと思ってしまうのよ。」

 と反論。そして、

「で、最後にでっかく喧嘩売るけど、アンタ、それって、男へのコンプレックスから来るものなの?」と挑発。これに中村さんがさらに反論するなど、終始真剣な議論が繰り広げられる。

 新旧“キワモノ芸能人”が真っ向から対立するという構図だけでもおもしろいが、マツコさん、中村さん共にジェンダー問題には独自の持論を持っており、考えさせられる点が多い。

 芸能界を席巻するマツコ・デラックスさんと、数々のエキセントリックな言動が注目されてきた異才・中村うさぎさんのガチのぶつかり合いは一読の価値ありだ。
(新刊JP編集部/山田洋介)

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