アウェーでも自分の実力を出せるようになる方法

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 アウェーの試合になると弱くなってしまうスポーツチームや、成績優秀だった営業マンが別の会社に転職した途端に急に結果を残せなくなってしまうという話はよく聞きますが、そこまで極端な話ではなくても、全く異なる環境に行くと緊張してしまって自分の力が出せなくなってしまう人は多いのではないでしょうか。

 アウェーでも自分の力を発揮できるようになるためには、そうした環境に身を置くことが大切だと脳科学者の茂木健一郎氏は言います。今回は茂木氏の新刊『アウェー脳を磨け!〜一歩踏み出せば脳は目覚める〜』(茂木健一郎/著、井上智陽/イラスト、廣済堂出版/刊)から、アウェー環境でも緊張せず自分の実力を出すための身の置き方をご紹介します。

■リラックスしながら集中がベスト
 アウェーだと緊張しながら集中しているのが一般的ですが、それでは実力を出すことはできません。“リラックスしながら集中している”という状態、つまり「フロー状態」がベストだと茂木氏は言います。
 不安ばかりが大きくなり、緊張してしまうのは「自分はこういうものだ」と思ってしまうからです。不安だけではなく、アウェーに対する期待を入れ混ぜることが大切です。

■勇気を出して失敗せよ!
 アウェーの緊張を乗り越えるためには、アウェーをたくさん経験することです。しかし、新たな挑戦につきものなのが失敗。失敗を怖いと思う人も多いのではないでしょうか。
 実はアウェーに身を置く上で、失敗することは必要不可欠です。失敗というのは1回目こそインパクトが大きいものですが、繰り返していくうちに刺激は弱まっていきます。最初の失敗さえ乗り切れば、あとは次第に自分の実力を出せるようになります。だからこそ、茂木氏は勇気を出して失敗することが大切だといいます。

■退屈を感じなくなったら危険信号
 「退屈」は脳が「もっと刺激を与えて欲しい」と要求している状況です。それはすなわち、アウェー体験が不足しているということです。退屈を感じられるのは、脳がきわめて正常に反応している証拠とも言えます。
 逆に「退屈」を感じなくなったら危険です。毎日同じことを繰り返しながら退屈を感じなくなったときは、一度自分の生活を見直し意識的にアウェーに身を置くのもいいかも知れません。

 環境そのものを変えなくても、自分にとって初めてのことや不慣れなことを日ごろから意識することでアウェー脳を磨くことができます。通勤ルートを変えてみたり、入ったことのないお店でランチを食べてみたり、初めてのことなら何でも構わないと茂木氏は言います。
 慣れない場所ではいつも過剰に緊張してしまうときは、アウェー脳を磨いてみませんか。
(新刊JP編集部/金井元貴)

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