レオナルド監督を招へいしたインテルは6日、セリエA第18節でナポリを3−1と下した。ミラン時代は試合後に常に声をからしていた同監督だが、この日は試合後に次のようにコメントしている。

「選手たちの勝利だ。彼らは最初の1秒から献身的だった。(練習では)謙虚さと素晴らしい犠牲精神を見せていたよ。このチームには魂がある。(インテルでの最初の日々は)とても速く、非常に美しかったね。すごく魅力的な状況だ」

また、レオナルド監督はラファエル・ベニテス前監督に対して感謝の言葉を送っている。

「彼はどこででもうまくやってきた。ときには共感が得られないこともある。比較されるのは当然だが、今からは勝者のチームであることへの満足感を維持し、今夜の試合のように楽しんでプレーしなければいけない」

インテルはこの日、2010年に獲得した5つのトロフィーをファンにお披露目している。昨年の快挙を祝うためだが、同時にレオナルド監督へのエールでもあろう。同監督はこれらの勝利の重要性について、次のように続けている。

「20年後にこのチームを見れば、歴代最強のインテルと言われるだろう。今は小さな問題があるが、このクラブの歴史において今が絶頂期であることは、数々の勝利が物語っている」

とはいえ、今季のリーグ戦における順位は決して良くないものだ。レオナルド監督は「我々は多くの勝ち点を取り戻さなければならない。順位表を見ることなく、1試合ずつ考えていかなければいけないよ」と語った。