フィオレンティーナFWアドリアン・ムトゥが、またもクレイジーなことをしでかした。おそらく、ヴィオラのユニフォームではこれが最後になるだろう。

フィオレンティーナは6日にボローニャ戦を控えているが、ムトゥは5日の練習でピッチに姿を見せなかった。オーナーのアンドレア・デッラ・ヴァッレ氏やマリオ・コニーニ副会長、パンタレオ・コルヴィーノSD(スポーツディレクター)といった、クラブ上層部が視察した練習を、である。

ムトゥはボローニャ戦に招集されず、チームから外されることになるだろう。すでに同選手はマーケットに出されており、フィオレンティーナは移籍金ゼロででも彼を“プレゼント”する用意がある。ムトゥとフィオレンティーナの間に生まれた亀裂を修復する余地はなさそうだ。

クラブは5日、公式サイトで次のような声明を発表している。

「アドリアン・ムトゥ選手は今日、正当な理由も一切ないまま、一方的に練習のピッチを後にしました。今日の練習に参加しなかったことで、デリケートなボローニャとのアウェーマッチに選手を招集することはできず、フィオレンティーナというクラブに対する損害をも引き起こすこういった突然の決定を受け、クラブと選手の代理人は会談をすることになりました。その中で、同選手の今後について話し合われています」

「こういった不服従や、ユニフォームとチームに対する敬意を欠いた行動は、ムトゥ選手による同じような良くない行動、振る舞いが続いていた中で起きたことであり、クラブは連盟や社会のあらゆる場所で行動をとることになります」

ムトゥの代理人であるヴィクトル・ベカリ氏はこの日、問題が発生する前に、『Eventimentul Zilei』のインタビューの中で、ムトゥがフィオレンティーナを離れるのは、好条件のオファーが届いた場合だけだとの見解を示していた。