■第11試合 UFC世界ライト級選手権試合/5分5R
[王者]フランク・エドガー(米国)
Draw.5R終了/引き分け
[挑戦者]グレイ・メイナード(米国)

左へ回りながら、まずはローを打ち込んだチャンピオン・エドガーは、距離を詰めて、非常にスピードの乗ったワンツーを見せる。受け止めるように拳を返すメイナードだったが、エドガーは既に距離を取り直している。

それでも前に出るところにパンチを合わせるメイナード。左がヒットし、尻もちをついたエドガーを追いかけて、メイナードは右をヒットさせる。棒立ちのエドガーにダーティーボクシングからアッパーを連打。グラウンドに崩れ落ちながら、ケージに向かって立ち上がるチャンピオンをメイナードのパンチが襲い続ける。

打ち疲れを恐れてか、メイナードがペースを落すと、エドガーは組みついてリカバリーへ。再び打撃戦の間合いになると、鼻血を流すエドガーにメイナードの左、そして右がテンプルを打ち抜く。さらに右を一発打ち込んだメイナードに対し、シングルを見せて息を整えたエドガーは再びスタンドへ。恐るべきタフネスぶりを見せるエドガーは、そのままバックステップから前に出てワンツーを習性のように見せる。

前に出で左ボディからニーを蹴り上げたメイナード。ラウンド終了のホーンがなると、圧倒的に攻め続けたメイナードが呆れたような表情を浮かべた。

2R、切れのある左ミドルを放つエドガー、初回にパニッシュメントを受けたことがウソのような動きを見せ、ローから右を打ち込む。組みつこうとしたメイナードに対し、スクッと距離を取るエドガーは、右へ左へ回りながら、前に出てジャブを放つ。

メイナードの右ボディを受けてなお、動き続けるエドガー。メイナードも初回の猛攻を忘れ、慎重な姿勢を取らざるを得なくなる。と、メイナードの左にエドガーの右がクロスがヒットする。続いてメイナードのテイクダウン狙いを簡単に切ったエドガーは、信じられないリカバリー振りを見せている。

素早い左ジャブで翻弄するエドガーは、前に出てきたメイナードから完全なタイミングでダブルレッグを決める。腰をずらし、立ち上がったメイナードだが、 1Rの猛攻がまるでなかったかのように王者がペースを握る。鋭い踏み込みから右を伸ばしたエドガー。メイナードは再びテイクダウン狙いを切られると、またも右を受ける。完全に盛り返したエドガーは2Rを終え、メイナード陣営は「KOはいらない。組み立て直せ」と指示を送った。

3R、初回のように入ってくるところにパンチを合わせたいメイナードだが、スピードが増したエドガーをなかなか捉えることができない。と、左ボディから右ローと引き出しの多さを見せる王者が、軽快に左へ回りながらパンチを繰り出す。

中央で構えるメイナードも、無理に追いかけることなく左を繰り出す。出てくる瞬間、パンチを見せるメイナードに対し、その前に出てくることころで、すぐにステップバックを見せるエドガーは、ここでもメイナードのシングルを切る。

互いに一呼吸置いたような3Rも、残り2分を切り、王者が左ミドルを見せる。一瞬、バランスを崩したエドガーだが、メイナードのシングルは食わない。エドガーの左に、右を合わせたメイナードは、ボディから右を決める。さらにアッパー、左フックを決めたメイナード。エドガーが再び、鼻血を滴らせる。

踏み込んで蹴りを見せたエドガー。メイナードがここで腰をコントロールし、テイクダウン。尻もちをついたエドガーは背中をあずけてアームロックを見せるが、メイナードがクリーンテイクダウンを決める。

腕を固めた状態のままのエドガーに対し、パスから腕関節を仕掛けようとするメイナード。腕を解いたエドガーが、ギロチンを見せたところで3Rが終了、挑戦者が再び取り直した。