小林幸子の豪華衣装、今年は“巨大鶴”でアピール (撮影:野原誠治)

大晦日に放送される「第61回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが30日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、紅白の名物ともいえる、小林幸子の豪華衣装が公開された。今年は、全幅13メートル、重さ1トン超の巨大な鶴に様変わりする。

昨日に引き続き、本番を見据えてのリハーサル。注目を多く浴びたのは、小林幸子の衣装演出だ。例によって、5〜6メートルほどの高い場所に立つ。狭い場所で動きまわるため、命綱も用意されているとか。しかしながら、今年は派手な仕掛けではなく、楽曲のイメージに合わせ、優美さと質感を重視。衣装を制作した関係者は「鶴の羽の部分、繊維を織らずに絡み合わせた不織布を使用し、カラーコーティング処理を行った」と細部のこだわりについて説明。小林も「(最上部に立って)歌の途中から変化する情景がとにかく、素晴らしい。あなたたち(囲まれた報道陣に対し)にも体験して欲しいぐらい」と、完成度の高さをアピールした。

報道陣から出された最後の質問「何度も聞きますが、“装置”ではなく“衣装”なんですよね?」。小林は「衣装です!」と笑顔イッパイで返していた。

その他、出演歌手の顔合わせや挨拶のシーンなど、リハーサル風景をフォトレポート。