真ん中にあるのが世界最新の「エスプレッソ・ブック・マシーン」。上から順に印刷、無線綴じ、裁断の行程を行う

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すでに書店に並んでいない絶版や流通コストの高い洋書など、入手困難な本を個別注文で製本してくれるオンデマンド出版。そんなオンデマンド出版が、東京・神田神保町の「三省堂書店神保町本店」で始まったと聞き、さっそく体験に行ってきた。

【写真】これが最新“本製造機”の中身

今回導入されたのは 「エスプレッソ・ブック・マシーン」という世界最新鋭の機器。コンパクトなボディながら印刷から裁断までを一台でこなす代物だ。

スケルトン仕様のため、製本行程が間近で見られるこのマシーン。まず、タイトルやサイズなどをコンピューターに指定すると機械が動き出し、1分間に120ページという目にも留まらぬ速さで印刷が進む。次に糊付けされた中身と表紙を綴じ、最後に3方を裁断するだけで簡単に本が完成。印刷から裁断までわずか10分程度という早ワザで、ホカホカ温かい本は書店の棚に並んでいるものと遜色ない出来上がりだ。

「品切れのない本屋を目指したかった」と企画室長の児玉さんが意気込むように、書店員さんたちの夢を乗せたこのサービス。気になるのは価格だが、和書なら定価とほぼ同じ価格、洋書なら流通コストがかからない分だけ割安に手に入るという。サービス開始の初日には50件ほどの注文があり、紙に親しんだ中年世代以上のお客さんが比較的多かったそう。googleブックスなどと提携しているため洋書が300万点揃うのに比べ、和書200点あまりと現在は洋書中心の取り扱いだが、今後は出版社の協力を得ながら和書のレパートリーも増やしていくとのことだ。

将来的には、ベストセラー小説の別表紙版や新書のエッセンス版などの出版も企画しているといい、小ロット印刷ならではの面白みあるサービスが期待できそう。一冊から注文可能なのはもちろん、製本の様子を見るだけでもOKなので、ぜひ最先端のオンデマンド出版を確かめてみては。【東京ウォーカー】

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