河北省秦皇島市の昌黎県のワインメーカー5社ブランド物のワインのニセ物を大規模に製造販売していたことがテレビ報道で暴露され、河北省の共産党と政府が一斉取り締りを開始した。これまでに容疑者は6人を逮捕したほか、企業の銀行口座16口の閉鎖し283万4千元を差し押さえた。北京青年報などが伝えた。

 河北省の党・政府はこのほか、ワイン醸造用の原液55トン、製造済みのニセ・ワイン55種の計1万6千点、ラベルが貼られていないワイン280本、偽造したブランドワインの箱5114箱、ニセラベル印刷用の雛型なども押収した。これまでにニセワインメーカーとメディアに暴露された5社のうち、野力、嘉華、更好の3社はニセのブランドワインを製造したことを認めた。

 秦皇島市政府は今月24日から来年1月31日まで、企業の生産経営状況や製品販売ルートなどを詳しく把握するために、全市内のワインメーカーや工場を対象に徹底調査を行うことを決めた。ニセワイン製造および販売が疑われる場合には操業を停止し、法に基づき厳しい処分を下すという。(編集担当:鈴木朋子)



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