リクルートワークス研究所の採用見通し調査によると、人材不足の部門がある企業は41.2%で、昨年から7.2ポイント増加したことが分かった。人材不足に中途採用で対応する企業も約5割となり、社内の人事異動で対応する企業の割合を上回った。

 人材不足の部門がある企業を従業員規模別に見ると、1000人以上企業49.1%、1000人未満企業36.9%で、大企業の方が人材不足の部門がある企業が多かった。業種別に見ると、サービス・情報業45.2%、製造業42.6%、流通業36.8%、金融業24.5%となっている。

 人材不足の部門がある企業の対応策では、「新規に正社員を中途採用」が49.5%で最も多く、「新卒の新入社員を配属」44.4%、「人材が過剰な部門からの人事異動」41.6%、「アルバイト・パート採用」33.5%と続いた。

 昨年は、「人材が過剰な部門からの人事異動」が47.1%で最多であったが、金融危機後の雇用調整で人員の過剰感を解消した企業では人事異動で対応できなくなっていたり、人材不足の成長部門には即戦力の人材を新たに採用したいと考える企業が増えていると考えられる。

 2011年度の中途採用の見通しについては、「わからない」と回答した企業が50.5%で、昨年より4.4ポイント低下したものの、景気や業績に合わせて対応しようと考えている企業が多いようだ。

 「増える」と回答した企業は4.1%(前年比2.4ポイント増)、「変わらない」は27.3%(同5.1ポイント増)、「減る」は4.9%(同1.4ポイント減)となっている。

 同調査は、10月14日〜11月6日に、従業員規模5人以上の全国の民間企業6926社を対象に実施し、4495社から回答を得た。

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