【懐かしいゲーム特集】エレメカの歴史第33回「ファミコン風雲児」(ゲーム漫画の歴史その1)

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ファミコン黎明期のゲーム漫画!(画像:Amazon.co.jp)※画像はイメージです。

現在、色々とゲームを題材とした漫画がリリースされております。ゲームキャラを主人公とした漫画やゲーム制作の現場をテーマにした漫画、はたまたゲーム日記的な漫画まで様々です。

さて、ゲーム漫画というジャンルが確立されたのは一体いつなのかという点については実は明確ではありません、一般的にコロコロコミックの「ゲームセンターあらし(原作:すがやみつる)」がメジャーなゲーム漫画ではないかと言われておりますが、厳密に言えばそれより以前に週刊少年ジャンプの「こちら葛飾区亀有公園前派出所(原作:秋本治)」の作中にもゲームセンターやテレビゲームの描写がみられますのでゲーム漫画の元祖というのも語弊があるかもしれません。

その「ゲームセンターあらし」連載終了からしばらくしてファミコンブームが到来します。それに合わせて1985年前後に各出版社から様々なファミコンをテーマにした漫画がリリースされています。コロコロコミックでは「ファミコンロッキー(原作:あさいもとゆき)」、コミックボンボンでは「ファミ拳リュウ(原作:ほしの竜一)」等が発表されs、それらの作品の基本構図としてファミコンのゲームで主人公とライバルが勝負するという「ゲームセンターあらし」の基本構図を踏襲したものでした。そんななかコミックボンボンで「ファミコン風雲児(原作:池原しげと)」というゲーム漫画がリリースされました。
ファミコン風雲児とは?「ファミコン風雲児」もファミコンをテーマにした漫画であり、基本構図はファミコンのゲームで主人公とライバルが勝負するという点では他のゲーム漫画と大差がないように見えます。ところが、その勝負の仕方と対応策が少々特殊な方法を用いております(ちなみに他のゲーム漫画の殆どがゲームの練習をする、ゲーム必殺技で攻略する等の方法が多かったです。内容を他のスポーツ漫画に置き換えたようなものと考えたらわかりやすいと思います)。その方法とは主に
?ゲームソフトのプログラムを解析してプログラムを書き換える。
?ゲームのハードウェアを改造して電気ショック等のトラップを発生させ、ライバルに攻撃する。

もちろんゲームソフトの攻略方法としては間違いとは言えませんが、これらの方法を仕掛けるのは主にライバル側であり、これを主人公側で行うのはいささかダーティな感じがします。さらに掲載誌のコミックボンボンの対象年齢が小学生中心ということを考慮しても当時の小学生で内容が理解できたのかという点でも疑問に残ります。
ファミコン風雲児を再評価すると「ファミコン風雲児」を現在のゲーム関連業界や漫画として見直すと、攻略方法の善悪自体はともかく「プログラム解析」をしてプログラムを書き換えるという発想は、ゲーム制作会社ではゲームソフトの移植等で良く用いられる方式です。これをファミコンブームの時点で漫画の内容に織り込んでうまく昇華させたというのは、時代の先見性を持っていた作者の能力の高さを証明するものであったと思われます。


©池原しげと 講談社 ©任天堂株式会社
▼外部リンク
ファミリー コンピュータ(AV仕様 ファミコン)
ファミコン風雲児

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