韓国で“ネズミ入り食パン”事件が勃発

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韓国の製パンチェーン店で購入した食パンの中から、ネズミがまるごと混入していたと、消費者がインターネット上で告発する事件が発生した。店側は「製造工程上、製品にネズミが入る可能性はない」とネズミ混入の可能性を否定し、「作り話の可能性もある」として警察に捜査を依頼。現在は告発者と店側、そしてネチズンの間で、真偽をめぐる攻防戦が繰り広げられている。

食パンからネズミを発見したとネット上で訴えたのは、ソウルに住むキムさん(35)。23日深夜、インターネット上の掲示板に「食パンの中からネズミが見つかった」と書き込みをし、領収書と問題の食パンの写真を掲載した。

キムさんが掲載した写真には、半分にした食パンの中から、5〜8センチほどの黒い物体が見え、骨や毛らしきものも確認できる。多くのメディアは、問題の写真にモザイクをかけて掲載した。

この書き込みがインターネット上で大きな波紋を広げると、店側はすぐさま緊急記者会見を行った。パンの中にネズミが入ることは製造工程上不可能であると説明し、警察に捜査を依頼したことも明らかにした。

ネズミ混入の真偽について警察の調べが進む中、店を告発したキムさんが、実は製パン店から100メートルしか離れていないパン屋の店主であることが判明した。

キムさんが経営するパン屋の店名は明かされていないが、インターネット上ではキムさんによる“自作自演”説が浮上。キムさんは警察の調べに対し「店にパンが無くなったので、息子にパンを買ってくるよう頼んだ。しかし、ネズミが入っていたので仰天し、店が終わってから近くのインターネットカフェで写真を投稿した」と説明しているが、ネチズンたちはキムさんに対し非難の声を強めている。

「パン屋の店主ならネズミ入り食パンも作る事ができる」「自分がパン屋を経営しているのに、他店のパン屋の製品をわざわざ食べるなんておかしい」「なぜライバル店のパンを食べる?」「どうやったらネズミがパンの中に丸ごと入るんだ」「インターネットに掲載した行為からして、なんだか怪しい」。

現在、キムさんは問題の食パンを警察に提出し、実際にパンに問題があったと主張している。警察はキムさんが提出した食パンを国立科学捜査研究員に送り、精密な鑑識を実施する予定という。ネズミ入り食パンの真偽について、騒動はしばらく続きそうだ。


参照:「ネズミ食パン」論争、疑惑だらけ - newsis
参照:「ネズミ食パン」写真を掲載したパン屋店主捜査…「自作自演の可能性」 - ソウルファイナンス

(文:林由美)

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