△インテル
レオナルド監督の就任によって、戦略は変わった。それとは別にリストのトップにはジェノアDFアンドレア・ラノッキアがいるが、ウディネーゼFWアレクシス・サンチェスにも注目だ。インテルは同選手を強く気に入っているが、ウディネーゼは2500万ユーロ(約27億2000万円)と高額の移籍金を求めている。1月の補強としては、おそらく高すぎるだろう。ただし、代替選手を用意することで、すぐに交渉を始められる可能性もある。

フィオレンティーナMFリッカルド・モントリーヴォも気に入っているが、それは6月に向けての話だ。また、フェイエノールトFWルク・カスタイニョスの獲得にも向かっている。レアル・マドリーからMFカカーをレンタルで獲得できれば大きく、ミランに対する“嫌がらせ”にもなる。だが、どうなるかは分からない。

△ユヴェントス
売却次第だろう。特にMFモモ・シソコとFWアマウリを売却し、6月に本格的な投資をするのがユーヴェの意図しているところだ。獲得の可能性がある順でターゲットを挙げれば、フィオレンティーナFWアルベルト・ジラルディーノ、サンプドリアFWジャンパオロ・パッツィーニ、ヴォルフスブルクFWエディン・ゼコとなる。

だが、1月にも何かしらの動きがあるだろう。ストライカーでは、スペインで活躍しているエスパニョールFWダニエル・オスワルドの名前がここへ来て挙がっている。もしくは、ベテランのバイエルン・ミュンヘンFWミロスラフ・クローゼだ。シソコが移籍すれば、MFも獲得するだろう。また、ユーティリティー性あるDFも探しており、アタランタDFトーマス・マンフレディーニが候補だ。

△ミラン
アントニオ・カッサーノがいるが、アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は中盤にクオリティーのある選手もマッシミリアーノ・アッレグリ監督にプレゼントするかもしれない。最右翼はカリアリMFアンドレア・ラッツァリで、同選手を獲得するために、ミランにはカリアリにいるDFダヴィデ・アストーリの共同保有権の残り半分を譲る用意がある。

もしくは、ブライダGM(ゼネラルマネジャー)がチェックしていたキエーヴォMFケヴィン・コンスタントも候補となる。放出に関しては、ロナウジーニョがグレミオとすでに合意しており、ミランとも合意に至れば、感謝した上での別れとなるだろう。

△ローマ
放出候補が多く、それによって何人か獲得する可能性がある。アドリアーノは残留するはずだが、ブラジルではすでにコリンチャンスへ行くこととなったという報道も。MFジュリオ・バチスタはマラガが気に入っており、出場機会を求めるMFアレアンドロ・ロージも移籍の可能性。DFシシーニョとGKドニに関してはニュースが待たれるところだ。

補強としては、依然としてウェスト・ハムDFヴァロン・ベーラミの名前が挙がっている。だが、同選手を狙っているクラブは多い。