あなたは、コップに朝青龍を入れる方法を十個考えられますか?

 外資系戦略コンサルタントの第一人者で、早稲田大学ビジネススクール教授の遠藤功氏は、人間は経験を積めば積むほど「常識」というものに支配されるようになると指摘します。そして「常識」は安定的にやっていこうとするときには財産として活きることはあっても、不連続な変化や創造を求めたいときには、逆に大きな足かせになるとも。

 人間とは怖いもので、「常識」という固定観念に囚われ始めると、いつしか自分が「常識」に縛られていることにすら気がつかなくなるもの。そうなると「柔らか頭」とは程遠い「頭が固い」状態になってしまい、思考停止状態に陥ります。これではどんな仕事をしていても営業成績は上がらず、仕事ができる人にはなれません。

 では、そこから脱却するためにはどうすればいいのか? 遠藤氏は「自分を支配している『常識』を意識的に否定し、取っ払う必要がある」といいます。常識を疑い、否定してみるという努力を、自分自身に課さなければならないのです。

 作曲家の久石譲氏は自著『感動をつくれますか?』(角川書店)の中で次のように述べているそうです。「目の前にコップがある。全員が『これはコップだ』という。そこで、『いや、これは花瓶です』という発想があるか」

 この言葉の真意は「常識をあえて否定してみろ」ということだと遠藤氏。コップが花瓶に見えることがすごいわけではなく、コップであると分かっていながら、あえて「これは花瓶です」と言ってしまえるセンスをもっているかどうかが大切だと。

 そこで、遠藤氏から発想を思い切り跳ばしてみるトレーニングとして出されたお題が「コップに朝青龍を入れる方法を十個考えなさい」。常識的に考えれば、コップに朝青龍が入るわけがありません。しかし、「柔らか頭」をもってすれば何か思いつかないでしょうか?




『「見える化」勉強法 』
 著者:遠藤 功
 出版社:日本能率協会マネジメントセンター
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