朝一番から電波びんびんHOTな話題ワードをテーマに文章綴る。寝惚けた頭に目覚めの一発。日々命題第136回目のテーマは「クリスマス」だ。

 本日はクリスマスイブ。急上昇Wordはクリスマスとサンタクロース。浮かれ気分な良いハレの日である。本年度も非モテ諸君らによるクリスマス廃止活動は功を奏さなかったようだ。無念の極みではあるが、そこまで合わせて年中行事なのだろう。

 さて、そもそもクリスマスとはキリストの誕生日だかなんだかである。しかし、大多数の日本人にとってはそんなものは関係ない。キリシタンは少数派である。それでも日本は国を挙げてこのお祭りを行うわけだ。それは何故なのであろうか。

 日本人にとってのクリスマス。これはサンタクロースというカミに対しての祭祀に他ならないのだ。日本に根付く八百万信仰は様々な宗教を習合させてきた。年末年始でクリスマスを楽しみ、除夜の鐘を突き、そして初詣に出かける。これらを実現できるのが日本人の宗教というやつなのだ。

 では、サンタクロースとはどのようなカミであるのか。それについて考えてみよう。
 そもそも、サンタクロースとは聖ニコラスが訛ったものであるとされる。聖ニコラスはヨーロッパの自然宗教として存在していたサンタクロースの元となった習俗などを吸収した聖人である。日本では仏教が神道のカミと習合したように、基督教も本来その土地にあった宗教を習合させることで影響力を手に入れていった宗教だ。

 この聖ニコラスが何の守護聖人であるとかといえば、これがなんと子どもと若い男女の守護聖人なのである。三人の子どもを助けたという伝説や、自由恋愛が許されなかった時代にそれを可能とさせる為の習俗は聖ニコラス関連であるとされている。つまり、日本で執り行われている子どもたちや恋人たちが祝っているクリスマスは本来のクリスマスとしてとても正しい姿なのだと言えるのではないだろうか。

 しかし、日本のサンタクロースと聖ニコラスとは見た目に違いがある。それは日本のサンタクロースは白い大きな袋を背負っているというところである。聖ニコラスはそんなものは背負っていないのだ。では、何がこのように変化したのか。

 それは、ヨーロッパの聖ニコラスはお供が居るのだ。そのお供は肉屋と三人の子どもや騎士レシクールといった伝説に因んだ人物であり、そして、鞭打ち爺さんと呼ばれる悪い子どもに罰を与える従者なのである。この鞭打ち爺さんは子どもを攫うための籠を背負っている。なんと、これが日本のサンタクロースが背負っている袋へとその姿を変えたというわけだ。

 そうなってくると、サンタクロースが背負っている袋というのはおかしやプレゼントが詰まっているのではなく、悪い子がぎっしりと詰め込まれているのかもしれない。良い人間には幸を与え、悪い人間には罰を与える。サンタクロースはそういうしっかりとした教訓を持っているカミであるということが出来るのだ。

 このような日本古来のカミと似通った二面性をもったカミであるからこそ、日本文化に定着していったのではないだろうか。日本人は「まずは抵抗せず受け入れ、気に入らなければ跳ね返す」という習性がある。跳ね返されずにあるということは、気に入られるだけの意味があるということなのだ。

 このような見解から、サンタクロースやクリスマスは立派な日本の年中行事であると言える。本日は大いにこのハレの空気を楽しむべきだろう。それが日本人らしい在り方というものである。

(ライター/元弥きと)


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