フランスでは、島国で歴史的にも外交をしていなかった時期がある日本は、アジア圏の中でも独特の文化があると考えられているようだ。現在、韓国に滞在中だというフランス人女性のブログ「8months 12hours」では、韓国から日本を訪れて見た、日本と日本人の印象について記している。

 まず日本を訪れて、日本が大好きになったとつづる。筆者が出会った日本人はにこやかで、礼儀正しく、他人に対する敬意や環境を守る意識が高く、街のいたるところが清潔であり、日本文化が日本人の美意識に結びついている様子だったと記している。

 筆者は、日本は韓国や中国とは異なり、ヨーロッパのようだったとつづり、フランス人の筆者に無遠慮な視線が集まらなかったことを筆頭に、スーパーマーケットでも、外国製品が多くあったと説明している。

 日本は、筆者がこれまでに訪れた国の中では「ノルウェー」に似ていると感じたようだ。例として、基本的に屋外でも喫煙が禁止、ゴミの分別が徹底されている、交通機関では携帯電話の通話が禁止などさまざまな規則があり、日本人もノルウェー人もそれらを守っているという。さらに物価が高いことも共通していると記している。

 フランス人である筆者にとって、暮らしやすそうだと感じた日本だが、同時に大阪や京都で見た日本式の建築物の美しさや、穏やかな雰囲気に大変魅力を感じており、日本に対して「恋に落ちたよう」だとつづり、ブログを締めくくっている。(編集担当:山下千名美・山口幸治)



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