ラファエル・ベニーテス監督がインテルから電撃解雇されたニュースを受け、昨シーズン同チームをセリエA、コッパ・イタリア、CLの三冠へと導いたジョゼ・モウリーニョ監督がミラノに戻ってくるのではないかと噂が流れているが、本人は「レアル・マドリーで幸せだ」と主張し、噂を一蹴した。
優勝した昨シーズンとは打って変り、ベニーテス率いるチームは現在リーグ7位と低空飛行を続け、トップを走るライバルのミランには勝ち点13差をつけられて、スペイン人政権はわずか6か月という短命に終わった。

モウリーニョ監督は、伊紙ガゼッタ・デッロ・スポルト紙の中で「私はレアル・マドリーと4年契約を結んでいるし、長く仕事を続けるつもりだ。マドリーでやるべきことはたくさんあるし、それらはピッチ上の仕事だけに限らない。インテルが今私を必要としないことを願っている。でなければ、彼らが道を誤ったことを意味するからね。将来はプレミアリーグかイタリアで仕事したい。レアル・マドリーでの苦労? 私は問題を抱えたことなど一度もないよ」と発言。

また、古巣インテルの現状についてコメントを求められると「ベニーテスが失脚したかどうかなど知りたくはない。私が興味を持つのはインテル、モラッティ会長、友人たちや選手たち、そして2年間私にすべてを捧げてくれたファンのことだけだ。インテルがCL以外のすべてのタイトルを獲得するのを望んでいる。CLはレアル・マドリーがいるからね」と述べ、インテルが今の窮状を脱し、栄光を再び掴むのを望んでいると締めくくった。