青少年育成条例の行方は⋯
「東京都青少年育成条例 改正案」、非実在青少年(アニメや漫画に登場する架空の未青年達)を対象にする内容などから大きく物議をかもした。最終的には6月の都議会では否決されたが、対象となるアニメや漫画の表現規制範囲を『刑罰法規に触れる性行為を不当に賛美・誇張』と修正。12月に再提出され、15日に可決している。
その「東京都青少年育成条例 改正案」、関連事業者の反対は勿論の事ながら、買い手であるユーザーからもその反対意見は多い。反面、全員が全員反対かと思いきや、現状のエロ作品に関する扱いについて問題を感じているユーザーも少なくない。

そんな両極で物議を醸す今回の問題。

オタク系趣味者が多く登録するWebサービス「おたくま」の会員に広く意見を求めてみた。
規制により多少の影響は受けるであろう彼らは一体何を思い、何を感じているのか?
生の声をお届けしたい。

表現の自由を制限するには直接ではなく販売方法や販売経路などの手段によって制限されるべきであり、それを法制化して青少年が気安く購入できないようにする(R指定物の販売場所の隔離や、身分証明書の提示の義務化など)ことが必要なのであって、青少年の育成となんら関わりはない。

また、こういう問題を審理するのに、専門家(漫画家や出版社、アニメ関係者)が一切いないところで話が決まってしまっているということにも問題があり、実際、署名を集めて廃案を要望しようという動きもネットを中心にあるほどの事態に都議会は何を考えているのか?と思います。

青少年を健全に育成するというお題目は綺麗ですが、内容には具体的な規制範囲が示されず、担当者のさじ加減で判断が変わってしまう点が一番問題だと感じています。
「過度に反復」「不当に賛美」という文言が条例にあるようですが、どの程度であれば「過度」なのか「賛美」なのか判りにくいです。
(ちなみに、手塚治虫の「火の鳥」に近親相姦描写がありますが、都副知事猪瀬直樹氏は「規制されない」とツイッターで発言されてます。)

最後に、この条例に対して熱心な都知事の発言に対しても怒りを感じています。
ご自身の作品が当時の青少年にどういう影響を及ぼしたかお忘れなのでしょうか?

今回の規制には反対
しかし将来的になんらかの規制、もしくは自主規制は行うべきと考えます

規制基準の改定は今回のように都議会のみで行われるものでは絶対にないと思います
現行の基準の何がいけないのか、どこをどう改訂するべきなのか
そこをマンガを発行している出版社としっかりすり合せ、キチンと新たなボーダーラインを決めるべきだと思います
条文が曖昧という点については日本語の難しさだと思いますので別に問いません
数ある性的描写のうち「コレがダメ」「コレもダメ」と個別に指定しても
「じゃあコレならオッケーですねwww」とイタチゴッコですからね
大枠は曖昧で、その中でどこまでがOKなのかというボーダーをキチンと決める
そこが重要
今回都議会はそこを怠り規制基準を変更します、基準は都の選んだ第三者機関で行いますという所が納得できません
都議会が「運用は慎重に」「基準はほぼ変わらない」と言ってもそこに実際の出版関係者が関わっていないというのは信用できませんしね

過ぎた規制はコンテンツを殺しますが
過ぎた自由もまたコンテンツを殺します
何事も程ほどに不自由なのが一番だと思います

政(まつりごと)とは、心でやるものではありません。
人々の幸せを理知的に判断し、行うものです。
今回のこの条例改定案には、政治家先生方の「あんな下品なもの嫌い!」という感情が透けて見えます。

青少年の健やかな心身の成長を願うのであれば、穏やかな家庭生活が営めるような施策、誰もが安心して通える教育の充実、犯罪におびえずにすむ治安対策。
そういったものについて議論を十分に行いながら、適切に行うことが大切です。
当たり前のことですが、それを都の議員諸氏は忘れているのではないでしょうか。

小難しく書いても、結局の所、読んでて解り難いだろうからざっくばらんに。

まずは規制対象。
なぜアニメと漫画に限定されたのか。
都知事である石原氏が作家である事で、小説とは崇高で、アニメや漫画はそうじゃないと思ったからなのか。
まぁ、ぶっちゃけ、そこまで子供じみた思考では無いんだろうけどね。
どうしてなんだろ?

それから規制基準。
これは選考を行う第三者機関ってのに参加する人選は、さらに第三者がするの?
まぁ、答えは否だろうけど。
結局の所、基準が明確になってない上に、その判断を下す人の基準さえ明示されてない。
これじゃ、ミシュランガイドを作るのに、ミシュランのタイヤの営業さんを借り出すみたいな話にもなりかねないでしょ。
そんな馬鹿な話無いよ。

それから規制対象になった作品の処遇。
これも明示されてない。
規制=発禁って意味なのか、はたまた、特定の経路でしか購入できなくなるのか。

なんでもかんでもだめで、子供にとってよいのか?
才能の芽をつぶすことにならないのか?
当然、規制されて然るべきなものもあるのですが、
本当に子供を守りたいならもっと議論が必要だとおもいます。
今まで政治的な代弁者を育ててこなかった2次元界(オタク界)の敗北ですね
まあ、こうやって迫害されることで、普段バラバラな「オタク」が連帯できるならめでたい事です
石原さんは漫画、アニメが悪者と意見している…
ならば正義は何なのか教授願いたいですね。
その前にこんなに簡単に法律って作っていいんでしょうか?
都民の方々に念入りな調査をしなくてもよろしいのでしょうか
自分には不足に感じます

この規制が出てきた背景を考えれば、私たちアニメを見る側、特にオタク側も考えなければならないことはあると思います。ちょっと視点を変えて考えてみたいと思います。

十数年前のエヴァより前の時代、こんなにもパンツだらけ、スミモザイクだらけのアニメはありましたか?歴史を振り返ると、「ナジカ電撃作戦」でパンツ見せが受け入れられ、その後「グリーングリーン」で「放送ではやり過ぎ」と言われながら今日まで萌え文化が暴走し、パンツ・下着は当たり前、お風呂の湯気・スミ塗りなどでごまかすものがたくさん出てきました。特に最近びっくりしたのは「ヨスガノソラ」。日活ポルノに出てきそうなシーンが展開されたときには、深夜でも一般放送局でここまでできるのかと、驚かされました。

エロゲや同人系にある程度の耐性のある私ですら、さすがに一般放送ではやり過ぎだと思うアニメが出てくる昨今(私が耐性ないだけ?)、まったく耐性のない、原作知らないPTAの方々はもっと驚かれるものなんだと思います。深夜アニメとはいえ、レコーダーで簡単にタイムシフトできる昨今、そろそろ限界に来たのではないかと思います。規制をしたい気持ちになるのはわからなくもない。

暴走した萌え業界に鉄槌を下す、という意味ではこういうやり方もありなんだと思いますが、さすがに今回は一方的すぎると思います。ゲーム業界で言うところのCEROのようなもの(審査メンドイのでもっと簡略で良いと思うが)を作るとか、業界に何らかの警告を発することもできたはず。それもしないで、いきなり条例で規制はカンベンしてほしいです。

かつて、風俗営業法(成人ゲーム関係)に関する規制強化で、裸ランドセルでどう見ても小学生なキャラが「このゲームに出てくる女の子は全員18歳です」で堂々とロリゲーが成立していた時期がありました。業界に相談もない一方的な規制は、こういうような抜け道を作るだけだと思います。

規制されて反対!と大声で叫ぶのも良いですが、規制したくなるような原因を作ったのはいったい何か?も一緒に考えなくてはならないと思います。一度ここで立ち止まって、みんなで考える時が来たのではないでしょうか?

※アニメの原作は漫画だけだと思っているような条例には笑わされる。ラノベ文化は無視っぽい?

自分はあまり難しい事は言えなくて率直に思った事といえば
最近のアニメや漫画に過激な性描写が含まれるものがあるのは認めます。

でも、「青少年に悪影響」との一言で規制をかけるのはいかがなものかと。
アレもダメ!
コレもダメ!
じゃあ何ならいいんですか?
アニメや漫画じゃなくて小説ならOK?
それっておかしくないですか?
性描写のある文章は野放しでアニメや漫画は取り締まる。
でもどっちも同じ「性描写」があるんですよ。

アニメや漫画は誰が見てもわかりやすいからダメなんですよね。
実際に小さい女の子が表紙がかわいい女の子のイラストのエロ本を分からずに親にねだって親が困っているのを見かけた事がありますから
アニメや漫画の過激な性描写を規制したくなる気持ちも分からなくもないです。

だからっていきなりガッツリと規制しちゃうのはどうなんでしょうか?
出版社との話し合いとかしたんですか?
この感じだとしてないみたいですね。

じゃあ、エロ小説はどうなるんですか?
タイトルで明らかにあかんって分かりますよね。

美術の裸婦像やヌードデッサンはどうなるんですか?
これもアニメや漫画と変わらない、誰が見てもわかりやすいですよ。

くさい物には蓋をしろみたいに何でもかんでも規制して
それが本当に子供にとっていい事なのかと思います。
子供は子供なりに自分で考え、

「これは見たらいけない。」
「これはやってはいけない。」

と、判断すると思うし自分も判断してきました。
上からなんでもダメだと押さえつけるように規制してしまうと
子供が自力で判断する能力を奪ってしまうと思うんです。

近代の表現の規制について思います。
世の中のマイナス部分は子供に見せず、それらとは関係ないところで綺麗にすくすく育って欲しい、という、世の中に悪い人はいない、自分の子供さえ純粋培養すれば悪い人は寄ってこない、いい人がきっと守ってくれるというお花畑みたいな世の中を期待してないか?と思えてきます。

逆にそういう純粋で素直な人にこそ悪い人は次々とのしかかってくるのにね。
エロや強姦シーンが悪いというならアニメ、まんがのそういったシーンに必ず女性に嫌われる、法的に厳しく罰せられる、というシーンを盛り込む義務を課しては?
実際の強姦がそうなんだから。

仮に過激な表現があったとして、そもそも「青少年の保護」という目的のために新たな狙い打ちの表現規制をすること自体が気に喰わない。

「子供が何を見るか?」なんて各家庭における親子間の私的な話なのに、それが何故パターナリスティックな規制にダイレクトに繋がっていくのか?
そうして、それに対して都の親御さんたちは何故疑問を抱かないのか?
もし疑問すら抱いてないとすれば、そちらの方が民主主義の担い手として完全な失敗作。

よしんば「子供は社会全体で育てるべきだから社会全体(その最もドラスティックな手段としての法)で青少年を保護すべき」というなら、それは表現規制という超迂遠な手段によって達成されるべきものじゃない。

堂々と「自分が嫌いだから規制する」と仰るのであれば、それはそれでスッキリする。

思春期の入口に入った息子を持つ母親です。

今回の規制は本当に親が望む規制になっているのかが疑問です。
確かに夕方のアニメなどで、これは裸ではないだろうかと思うOPなどもありますが、それはアニメだけでなくバラエティー番組などについても同じです。

こどもの目のつかないようにと言う事ですが、コンビニによっては外に見えるように各種雑誌の表紙が向けられているところもあり、こちらの方が問題ではないかと捉えます。

規制をされるならば他のすべてのメディアコンテンツも含めるべきではないでしょうか?
こどもの周囲には確かに色々な情報が溢れています。
ですが、それを取捨選択する力が必要です。
それをこどもの成長とともに見守るのは親の仕事ではないでしょうか?

先回りをして小石を取り除いた道を歩いて、こどもは強く成長するでしょうか?

カテゴリーわけは必要でしょう。ですが、今回のあまりに拡大解釈が可能なものはこどもが大きくなった時、表現の自由を奪いそうで怖いです。

まず必要な事は、こどもを直接的な犯罪者から守る事ではないでしょうか?
性犯罪に対しての罰則が軽く、迷惑条例程度の取り締まりもあります。再犯率の高いものに対しての対策もありません。まずはそちらが優先では?

いまの世の中、行動の基本となるのがお金です。
いかに儲けるか、利権にありつくかを考えての行動です。

これを頭において、今回の東京都青少年健全育成条例を考えてみてください。
みなさんがおっしゃる議論が少ない、内容があまりにも不明確、他いろいろです。
これは本当に考えて決めたことなのでしょうか?
内容に矛盾したことが多すぎませんか?

だとしたら、規制を中心に考えていたことを少しずらして誰が得をするのだろうと考えてみてください。
新しくできた規制を運営していくには当然新しい部署が必要です。

そうなれば役所からの仕事を請け負う独立行政法人やそこから枝葉のように伸びるグループ企業もできるでしょう。
そこには現在都の位の高い公務員の方々の天下り先になるでしょうね。


※掲載に際してコメントの一部をカットしております。





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