朝一番から電波びんびんHOTな話題ワードをテーマに文章綴る。寝惚けた頭に目覚めの一発。日々命題第135回目のテーマは「フリーター、家を買う」だ。

 『フリーター、家を買う』が今夜最終回を迎える。このドラマは2chでかなり反響が大きかいものであった。それは父や母、そして主人公の人物描写が何処までも生々しかったからだろう。父の言葉に2chねらーの心は抉られ、母の言葉はその優しさを彷彿とさせられ、主人公の駄目っぷりには共感を感じさせられたとのことだ。

 「パロディと想ったら鬱ドラマだった」というのは誰しも感じたものであろう。「母と一緒に見れないドラマ」「このドラマがやっている時間はネカフェ難民になる」などという悲鳴にも似たレスが多数付けられていた。また、このドラマが終わった次の朝から親の態度が豹変した家庭も少なくなかったようである。

 フリーター。定職に就かずに夢を追い求める自由人。そんな意味だったのは今昔。厳しすぎる就職率の此の社会では、フリーターはむしろ特殊民から平民へと変化しようとしているように感じる。絶対的に企業が採用する数が足りていないのであるから、当然と言えば当然だろう。不景気なんて関係なく、そもそもに採用希望者が採用募集人数に対して過多なのである。

 この『フリーター、家を買う』の主人公は元々からフリーターだったわけではない。所謂ブラック企業に就職し、そのハチャメチャな社風についていけず挫折した。そこからダラダラとフリーター生活を続けていたわけである。このような人びとは今の日本には多数居るだろう。特に今年度はくらコーポレーションによる内定者20人切り合宿などもあったとされた為に注目度は上がったと言えるかもしれない。

 こんなフリーターであるが、小中高の子どもたちからは恐怖の対象として取り扱われているらしい。小中の子どもたちが一番なりたい職業に選んだのは"スポーツ選手"であり、他には小学生は"研究家"、中学生は"漫画家"を挙げていた。研究家はノーベル賞の影響で、漫画家はおそらくバクマン。の影響なのだろう。

 しかし、このような夢を語っていられるのは小中までの時代になってしまった。何故ならばフリーターになりたくないからである。夢を追い求めている間はフリーターであり、夢に破れてもフリーターにならざるを得ないのが実情だ。

 そんな今時の高校生が選んだ目指す職業は"教師"、"医者・看護士"、"経営者"なのだそうだ。リストラされることがなさそうな職種ばかりである。だが、そのような安定を求めて教師を志した結果が、本年度のような過去最低の挫折率なのかもしれない。医者や看護士も理想に燃えているというわけではないので、産婦人科や外科は不人気なままであろう。

 そんな中で、この経営者というのは良い傾向であると感じる。経営者を志す人間が増えると言うことは、企業が増えるということである。企業が増えるということは就職者の受け皿が増えるということである。個人事業主ではそれは望めないが、企業を起こすほどの経営者が増えることは日本にとっても良いことであると言えるだろう。

 『フリーター、家を買う』の主人公は果たして正社員になることが出来るのであろうか。はたまた、大どんでん返しが待っているのであろうか。今の時代に悲劇は要らない。そんなものは現実世界にいくらでも転がっている。願わくばディズニーストーリーのようなハッピーエンドで終わらせていただきたいものだ。今の日本人の大多数に必要なのは希望であり、その夢を魅せるのがハレを演出するエンターテイメントの役割だと感じるからである。

(ライター/元弥きと)


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日々命題 バックナンバー
第130回「流行語大賞」
第131回「鈴木宗男氏 実刑」
第132回「天下一品」
第133回「戦国甲冑をつくる」
第134回「KAGEROU」

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