世界各国の教育事情を取材したノンフィクション作家の河添恵子氏によれば、アジアでは、「交渉力」教育が盛んになっているという。河添氏は語る。


「お隣韓国では、『論述』の塾が人気です。生徒たちはここで、ディベートやプレゼンの仕方を学びます。入試や就職で面接が重視されている韓国では、塾でこうしたことも学ぶのです。交渉力を磨く塾と言っていいでしょう。


 またインドのエリート私立小学校では、『Be brief !(簡潔に!)』が合言葉で、短いセンテンスで結論を先に述べるよう徹底されます。インドのIT技術者たちは、自らの技術やアイデアを、欧米に売り込みます。こうした際の交渉に、小学校時代から徹底された話し方が役立つのです」


 世界中にエリートを輩出するアメリカのハーバード大学の行政大学院であるケネディスクールなどに比べれば、見劣りはするものの、アジア各国では交渉の初歩段階を学ぶシステムができあがりつつある。


※SAPIO2011年1月6日号





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