就職活動の鍵は“企業研究”にあり?

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 「内定がもらえない!」
 と嘆いている就職活動中の大学生は多いのではないだろうか。いや、実際に多いのである。これは数字として明確に出ている。2010年10月現在の来春卒業予定の大学生の就職内定率は「57.6%」と過去最低の数字を記録しているという。
 だが、いくら就職氷河期と言われようが、企業から内定をもらえる人はもらえるのも事実だ。では、どのような人が内定をもらえるのか?

 自己PRで「私は飲食店のアルバイトでチーフを務め、スタッフをまとめていたのでコミュニケーション能力があります」と言ったとする。なんとなく言いたいことはわかるが、これだけでは漠然としており、その会社でその能力がどのように発揮されるのか具体的に伝わらない。面接官が知りたいのはその能力がどのように仕事で役に立つのかだ。
 このように面接官と学生の間で、ズレが生じることはよくある。面接官がどんな情報を求めているのかよく考えなければならない。

 このような失敗をしないように、面接官が要求する受け答えをする能力が必要だ。そのためには、その企業を知るということが大事だ。

 『エントリーシートで目にとまる 面接で「できる!」と思わせる 内定をもらえる人の会社研究術』(望月実・花房幸範/著、阪急コミュニケーションズ/刊)では、7つの人気業界の人気企業の分析からエントリーシートや面接で使える会社研究術が紹介されている。
 例えば本書にも登場するソニーは、パソコン、オーディオ機器、デジタルカメラ、テレビ、電子書籍など多くの分野に進出し、職種も営業、経理、広報、デザインや設計など多岐に渡っている。子会社には、プレイステーション3などのゲームを作っている会社、アーティストのマネージメントもしている音楽事業会社、映画会社なども。
 ソニーという企業一つとっても、これだけ幅広い事業を展開しているのだ。

 1つの企業を見てもこれだけの職業があるのだから、世の中には、たくさんの業界、企業、職種がある。就職活動という機会を機に、自分はどんな仕事がしたいのか、希望する企業をよく研究した上で、改めて考えてみてはどうだろう。
(新刊JP編集部/田中規裕)

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