ユヴェントスは19日のセリエA第17節で、キエーヴォとの一戦を迎える。ルイジ・デルネーリ監督は前日会見で、「すでにバカンス気分になってはいけない。明日の試合は大事な分かれ目なんだ。よりエネルギッシュにリスタートするために、良い形で今年を終えたい」とコメント。今季初のリーグ3連勝は簡単には果たせないと語った。

「個人的なオスカーは、アンドレア・アニェッリ会長にあげたい。そのすぐ次がマロッタGM(ゼネラルマネジャー)だ。彼とそのスタッフの仕事は大きかった。最後に、選手たちと私自身、そして私のスタッフたちだね」

「私にとって2010年は大きな一年だった。サンプドリアで重要な目標を達成し、今もここでうまくやっている。重要な目標に向けて戦っているが、キエーヴォ時代にセリエBからAへ昇格できたことも、私にとって非常にうれしいことだった。クオリティーなしにA残留を続けることはできないよ」

「キエーヴォはアグレッシブに来るだろう。勝つためにはベストのユーヴェが必要だ。今の私がここにいるのは、カンペデッリ(キエーヴォ会長)が私を信じてくれたからだ。私とキエーヴォにとってハッピーな選択だった。我々の間には常に素晴らしいフィーリングがあったんだ」

ユヴェントスは中盤の人員不足にあり、デルネーリ監督はメンバー構成について次のように話している。

「(アルベルト・)アクイラーニと(クラウディオ・)マルキージオの調子は、最後の練習でチェックする。だが見た限り、マルキージオの回復は難しいだろう。アクイラーニが(モモ・)シソコとプレーする方があり得ると思う。もしくは、(マヌエル・)ジャンドナートが入るはずだ。ケガのことはハンディとなるが、多くの若手に表へ出る可能性を与えてくれた。(フレデリク・)セーレンセンのようにね。また、(ファビオ・)グロッソのような名手が再び主役になることもできたんだ」

また、昨季サンプドリアで一緒だったFWアントニオ・カッサーノのミラン移籍の噂について、デルネーリ監督は次のように語った。

「移籍は正しい解決策だろう。今となってはカッサーノとサンプが別れるのは避けられないことだと思う。ミランへ移籍したら、(アレシャンドレ・)パトや(フィリッポ・)インザーギの穴を埋めるだろうね。スクデットを狙うチームでプレーすることになる。犠牲を払わなければいけないだろう。常に試合に出られるわけじゃないだろうからね。だが、彼はすでにそれを分かっていると思うよ。今後の幸運を祈っている」