1月のマーケット再開まで1カ月を切っている。今冬は多くのストライカーがチームを変える可能性があるだろう。ステップアップする者もいれば、ダウンする者もいる。何人かの選手について見てみよう。

まずはサンプドリアFWアントニオ・カッサーノ。リーグ仲裁機関の裁定が、彼のサンプにおける運命を変えることはほとんどない。すでに両者の関係は終わっている。彼はどこへ行くだろうか? ユヴェントスを上回り、ミランとインテルが最も考えられる候補となるだろう。フィオレンティーナは除外される。ラツィオのロティート会長とパレルモのザンパリーニ会長は身を引いた。いずれにしても、カッサーノがジェノヴァに残ることはない。それは確実だ。

次に、パルマFWアルベルト・パロスキ。ケガから復帰し、練習に戻ったことは、もちろんパルマにとって朗報と言える。だが同時に、ミランにとっても良いニュースと言えるかもしれない。ミランがFWインザーギの代役としてパロスキを狙うかもしれないからだ。同選手はミランとパルマが共同保有しており、パルマ側は放出を望んでいない。パルマのギラルディ会長にとって、パロスキは息子のようなものなのだ。1月のマーケットで、彼がミランヘ移籍するかどうかが注目されている。

同じくミランが関心を示すウディネーゼFWアントニオ・フローロ・フローレスの去就も、パロスキの移籍と関連するだろう。ただ、パロスキのことを抜きにF・フローレスの移籍が実現する可能性もある。パルマが同選手の獲得を望み、ウディネーゼにオファーを出したからだ。パルマのマリーノ監督にとって、攻撃陣を強化するのに最適な選手なのである。F・フローレスがウディネーゼに残留するのは難しいだろう。