進化する宮下貴裕ソロイスト 異なる顔を持つ第3弾コレクション

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 デザイナー宮下貴裕氏による「TAKAHIROMIYASHITATheSoloIst.(タカヒロミヤシタザソロイスト.)」が、2011年春コレクションを発表した。 2010年冬のデビューコレクション、ニットとルームウェアからなるセカンドコレクションに続く3シーズン目。細部までこだわり抜きつつリラックスした着心地で、1着に様々な表情が宿る。

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 6種類の素材で仕立てられ、前後左右で異なる表情の「ダブル ブレステッド ブレザー」に象徴されるように、レコードのA面とB面、昼と夜といった違う顔が共存している3シーズン目のコレクション。宮下氏がいつか見たモノクロームのフィルムに幻想を抱き、また日常の様々なシーンから導き出されたデザインや機能性を施すことで、ディテールやバリエーションが更に進化した。「肌に気持ちいいものを」というデビュー以来の考えから、軽く柔らかい素材を用いてストレスフリーのもの作りに徹底し、芯地は一切省いている。 宮下氏なりの解釈でワークウェアの要素を取り入れ、ソーイングマシーンワークやカッティング、ベース地やフィニッシュの方法など細かい部分までこだわった。ポイントとなるポケットや、ボタンの掛け違いといった遊び心も忘れない。

 セカンドシーズンに誕生したパジャマシリーズからは、ジャンプスーツが初登場。特にバリエーションを増やしているボトムスでは、新たにショーツやキルトが加わった。驚くほどソフトなカットソーやニットに相反して、リザードを贅沢に接ぎ合わせたホースライディングタイプの硬派なシューズやブーツがスタイリングを引き締める。ブレードを刺繍で表現したハットや、「Oliver Peoples(オリバーピープルズ)」とのコラボレーションによるクラシカルなアイウェアなど、アクセサリーも充実している。

 宮下氏が自分の世界に引きこもり、現実と夢想を行き来しながら辿り着いたコレクション。唯一無二の新アイテムは、2011年3月頃より順次展開が予定されている。