15日のクラブ・ワールドカップ準決勝で韓国の城南と対戦するインテル。タイトルを目指すFWサミュエル・エトーは、FIFAの公式サイト上で、クラブW杯に向けて次のように意気込みを語った。

「オレたちはマドリッドでチャンピオンズリーグに優勝したときから、このイベントのことを考えている。このクラブには素晴らしい歴史があるが、まだ多くを勝ってはいない。その偉大さと比べると、サポーターの数がまだ十分じゃないんだ」

「オレの個人的なモチベーションは、さらに勝ちたいという意欲から生まれている。数年後には、勝つためにピッチへ立つことを懐かしむようになるだろう。そのときは記録しか残らない。そしてより多くの記録があればあるほど、子供たちにより話して聞かせることができるはずだ。たとえば、いつか子供たちに『2010年、オレはインテルでアブダビに行き、クラブW杯に優勝したんだ』と言えるじゃないか」

一方で、エトーは難しかった今シーズン序盤戦について、次のように分析している。

「昨シーズンのオレたちはすべてに勝ったけど、ピッチ上で世界最高のチームだったわけじゃない。自分たちが勝ち取ったことすべてを守らなければいけなくなる、ということは分かっていたよ。難しいことだ。ケガが困難を生み、オレたちは同じメンバーで2試合続けて戦うこともできなかった。状況に適応しなければならなかったんだ。ただ、それらすべてにもかかわらず、何も名誉は傷ついていない」