11日(土・現地時間)にモントリオールのベル・センターで開催されるUFC124「St-Pierre vs Koscheck II」の公開計量が、10日(金・同)に行われた。滞りなく進む計量だが、メインでUFC世界ウェルター級王者ジョルジュ・サンピエールに挑戦するジョシュ・コスチェックが姿を現すと会場は、かつてない大きなブーイングに包まれた。

ブーイングの嵐の中を、コスチェックは笑顔を浮かべて歩を進める。ステージに上がれば、敬礼風の仕草を見せ、さらにはウィンクを観客席に送る。スケールの上で両手を広げるなど、ヒールとして役割を全うするコスチェック。GSP入場時の観客の反応の大きさに、わざとらしく驚いた表情を作るなど、どこまでもモントリオールのファンの神経を逆なでした。

王者GSPは、努めて冷静に振舞おうとしているが、計量後のフェイス・トゥ・フェイスの場面では、逸る気持ちが即座に握りしめられた拳から見て取れた。

ジョー・ローガンにコメントを求められたコスチェックは、「来てくれて、ありがとう。おしゃべりはもう終わりだ。明日、25分の戦いで全ては決まる。GSPはここに来てくれた連中、ブーイングをする連中の代表だ。ブーイング、ありがとう。そして、会場に足を運んで、GSPが眠るところを目撃すればいい」と、さらにファンを挑発する。

GSPはGSPで、「明日は苛めっ子が苛められっ子になる。彼のトラッシュトークは、僕がスマートに戦うためのモチベーションになった。色んなことを仕掛けてきたけど、僕には通じない。ブッ飛ばしやるよ」と、イメージとは違う鼻息の荒さと、気持ちの強さを見せ公開計量を終えている。

地元での防衛戦に、いつになく内なる闘志が動作や言葉の端々で露わになったことが、GSPにとって吉と出るか、凶と出るか。5月のショーグン×リョート戦でも、相当の盛り上がりを見せたモントリオールのファン、明日の夜はそれどころでは済まない会場の雰囲気になることは間違いない。

■UFC124 St-Pirre vs Koscheck II 計量結果は以下の通り

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョルジュ・サンピエール:170ポンド(77.1キロ)
[挑戦者]ジョシュ・コスチェック:169ポンド(76.6キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ステファン・シュトゥルーフ:253ポンド(114.7キロ)
ショーン・マッコール:264ポンド(119.7キロ)

<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー:155ポンド(70.3キロ)
シャーウス・オリヴェイラ:153.5ポンド(69.6キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョー・スティーブンソン:155.5ポンド(70.5キロ)
マック・ダンジグ:156ポンド(70.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
チアゴ・アウベス:171ポンド(77.5キロ)
ジョン・ハワード:171ポンド(77.5キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョー・ダークセン:185.5ポンド(84.1キロ)
ダン・ミラー:184.5ポンド(83.6キロ)

<ライト級/5分3R>
マーク・ボセック:155.5ポンド(70.5キロ)
ダスティン・ヘイザレー:155ポンド(70.3キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェシー・ボンフェルツ:185.5ポンド(84.1キロ)
ハファエル・ナタウ:185ポンド(83.9キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・リデル:170.5ポンド(77.3キロ)
ショーン・ピアソン:170.5ポンド(77.3キロ)

<ウェルター級/5分3R>
TJ・グラント:170ポンド(77.1キロ)
ヒカルド・アルメイダ:170.5ポンド(77.3キロ)

<ライト級/5分3R>
パット・オーディンウッド:156ポンド(70.7キロ)
ジョン・マクデッシ:155ポンド(70.3キロ)