沖縄県警によると、同県石垣市の市議2人が10日午前、尖閣諸島の南小島に上陸した。中国では、中国新聞網、環球網などが日本の報道を受け速報した。

 南小島に上陸したのは、石垣市議会の仲間均議員と箕底用一議員の2人。両議員は10日午前8時50分ごろに同島に上陸した。両議員はすでに、同島を離れている。

 環球網では、両議員の上陸理由について、「沖縄県石垣市議会は2010年10月、尖閣諸島を同市の“行政区”とし、自然環境や生態系の現状調査を目的に、同島への上陸と視察を全会一致で決定していた」と説明したが、両議員による今回の視察については、「中国の主権を侵した」と伝えている。(編集担当:金田知子)



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