朝一番から電波びんびんHOTな話題ワードをテーマに文章綴る。寝惚けた頭に目覚めの一発。日々命題第132回目のテーマは「天下一品」だ。

 アメトークにて天下一品芸人が集まり、こってりと熱く激論を交わしていた。正直なところ、筆者は拉麺がそこまで好きではない。嫌いではないのだが、美味しいと思えることが少ないのだ。なんでこの味でこの価格と思ってしまう拉麺が多いからかも知れない。

 ちなみに拉麺フリークを自称する友人は何人かいる。そんな彼らはこぞって「天下一品は本店だけが本物だ」と声を揃える。だが、天下一品の総本店は京都である。京都まで足を伸ばして拉麺というのはあまり気が乗らない。

 そういえば、京都といえばポテトサラダが美味しいという話を聞いたこともある。筆者は相当なポテトサラダマニアであり、ポテトサラダ一皿があれば飯三杯は軽い自負がある。母手製のポテトサラダが至高だと感じているマザコンなのではあるが、そこは御愛嬌だ。

 案外京都というのは食い倒れの都市へと変貌しているのかもしれない。着倒れは既に東京あたりにもっていかれてしまったのだろう。逆に大阪は食い倒れというものの、そこまで美味しいものがないという印象である。大阪でも東京でもうまいものを見つけることは難しい。

 それはバリエーションが増えすぎていることもそうであるし、都市に蔓延るチェーン店の存在が大きいだろう。一度、全国チェーン展開をしている幸楽苑の方から話を聞く機会があった。天下一品ではないのだが、幸楽苑の企業理念はこのようなものである。

 幸楽苑では「味の旨さ」を二の次、三の次としている。それは「値段」を決定し、それから味を決める。最初に決めた値段で、その味の最低限「人が不味いと感じないレベルのクオリティ」を表現するための材料仕入れなどを考える。質の良いラーメンを作ることを目標とするのではなく、如何にコストパフォーマンスを抑えて、そこそこの味を表現し、フードビジネスとして儲けられるラーメンを作ることを一番に考えているのである。

 企業としては当然の姿勢であると言えるだろう。だがしかし、こうしたチェーン店が繁盛するということは、今まであった質を求めたラーメン屋なんかはその客層を奪われて店を畳んでいるということなのかもしれない。都市の均一化が問題とされている。日本中何処に行っても同じコンビニ、同じレストランが立ち並んでいるのは、果たして良いことなのであろうか。

 日本は自然資源を持ち合わせていないのであるからして、観光資源に力を入れなければならない。そこでしか食べられないものや観られないものを保護すること。これは、その都市が生き延びていく上で最重要課題であると言えよう。

 手前味噌で和歌山の話をしよう。京都もラーメン激戦区と呼ばれているが、和歌山もなかなかにラーメン激戦区として有名である。そんな中で、筆者が食べたくなる店がふたつだけある。それは園部にある四天王というラーメン屋と、かわせというラーメン屋である。

 四天王というラーメン屋はチェーン店ではないかと想われる方もいるかも知れないが、園部の四天王は一味も二味も違う。初見であれば、その薩摩ラーメンの海に浮かぶ島の如きチャーシューに驚かされるはずだ。はっきり言ってでかい。そして一口噛みしめれば、その濃厚でありながらしつこくない味わいと、蕩けるという表現がもっとも似合う噛み応えに心奪われてしまうのではないだろうか。

 はっきり言って、和歌山南部には観光資源が溢れているが和歌山北部には何もない。もしも、和歌山北部を訪れることがあるならば、園部の四天王はイチオシである。一方、かわせのラーメンはソールフードというものだ。地元民の常食である。

 こちらは癖の強いラーメンであるために初見では満足出来ないかも知れない。だが、継続して食べ続けているうちに、次第に「あ、かわせのラーメンが食べたい」と感じる瞬間が来る。そんな麻薬のような常習性をを持ち合わせたラーメンなのである。

 観光の次いでであれば園部のラーメン。和歌山に長期滞在するならばかわせのラーメン。筆者がオススメするラーメンはこの二つである。他にも和歌山にはフランスで銀賞を取った経歴を持つ味村氏というシェフが和歌山城近くにてフレンチレストランを経営している。

 食い倒れでは和歌山もなかなかに負けていない、なんていうのは言い過ぎであろうか。だがしかし食べ物というのはその人物を構成する大事な要素である。毎日ハンバーガーを食べ続けている人生と、毎日フランス料理を食べ続けている人生。その二つの人生は、食以外がまったく同じ人生であっても、きっとまったく違う人間性を有していることを想像に難くはない。

 食べるとは生きることである。食べる文化とはすなわち、生きる文化である。食べることを疎かにしてはいけない。この機会に貴方の食生活を振り返ってみるのは如何だろうか。案外自分がどんな人間であるか見えてくるかも知れない。


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日々命題 バックナンバー
第127回「市川海老蔵」
第128回「坂本龍馬」
第129回「ウィキリークス 25万件流出」
第130回「流行語大賞」
第131回「鈴木宗男氏 実刑」

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