今年のインターネット議論で熱かったテーマを決める『ネット議論2010』結果発表、2位は「非実在青少年」1位は?

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2010年を振り返って、一年間で最も印象に残ったネット議論のテーマをみなさんの投票で決める『ネット議論2010』の結果が出ましたので発表します。

1.尖閣諸島問題
2.非実在青少年(都青少年健全育成条例改正問題)
3.はやぶさ帰還

4.政権交代・民主政権の迷走
5.事業仕分け
6.サッカーW杯
7.普天間基地移設問題
8.ダウンロード違法化
9.小沢一郎氏「陸山会」土地取引事件
10.タバコ増税

以上の結果は、kotobank(http://kotobank.jp/)、WEBRONZA(http://webronza.asahi.com/)、ガジェット通信(http://getnews.jp/)の共同アンケートの結果決まりました。事前にガジェット通信で2010年で印象に残ったテーマを自由回答式で募り、その中で上位のものをノミネートする形で再度3サイト共同で投票を実施しました。どのテーマもホットでしたので、みなさん記憶にのこっていると思いますが、1位と2位のテーマについて簡単に解説します。

1位の『尖閣諸島問題』は9月に発生した中国漁船と海上保安庁の巡視船との衝突事件がきっかけで注目度が高まりました。衝突を繰り返したとされる中国漁船の船長が公務執行妨害で逮捕されたものの、処分保留のまま釈放。さらに衝突の際に撮影されたビデオを国が非公開としたため批判がまきおこっていました。11月9日にこのビデオの一部がインターネットの動画共有サイト『YouTube』に何者かによって投稿されたことをきっかけに再び議論が沸騰しました。

2位の『非実在青少年』は『東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案』で登場した造語。創作物に登場する「未成年と思われる架空のキャラクター」のことを指す言葉です。この改正案は6月に否決されましたが、11月に『非実在青少年』が削除された改正案が再度提出されました。「子供たちの目に触れさせてはならない漫画が、通常の書籍と並んで置かれている状況を改善する」(石原都知事)との目的が語られていますが、販売を制限することはすなわち表現を萎縮させ、表現の自由を奪うことになる、といった反対の声が非常に強く、小説家でもある都知事の過去作品を例にとり激しく都知事を非難する言葉もみられました。

3位以降のどのテーマに関しても熱い議論がネット上で繰り広げられ、まさにネットが議論の場として活用され、現実にも影響を及ぼしつつあることを実感させる一年だったと感じます。この投票の順位自体は、たまたま投票時に注目されているテーマがどうしても上位に入ってしまうため、あまり深い意味はないと考えてよいと思います。しかしながらどのテーマもこの2010年を象徴するものとして、記憶に残りそうなものばかりだと思います。あなたも、この「ネット議論2010」をきっかけに、今年の議論を振り返ってみませんか?

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