モテない男のデートを尾行してみた
 街中にクリスマスソングが流れ始めた12月。
 一人の男の幸福のために、我々は立ち上がった。



 金井元貴、26歳。
 新刊JP編集部員であり、自他共に認める“モテない男”である。
 そんな彼に、今年こそは幸せなクリスマスを過ごしてもらいたい、と強く願っている編集部員一同は、これまでも彼女を作るべく活動してきたがことごとく失敗に終わっている彼に2冊の本をプレゼントした。
 恋愛系書籍で数々のベストセラーを持つ心理コーディネーター・織田隼人氏の著作『モテる出会い (男のモテ本 Vol.1)』『モテるデート (男のモテ本 Vol.2)』(共にあさ出版/刊)である。
 まずは、『モテる出会い』だが、「女性に好まれる男性とは?」という観点でファッションや恋愛ターゲットとなる女性の見つけ方などが記されている。
 そして、『モテるデート』は初めてのデートから告白、そして交際までの時期を網羅しており、この2冊があれば恋愛の最初から最後まで、徹底的にモテる男になれるはずだ。

 そんな金井は以前から気になっていたという女性を決死の覚悟でデートに誘い、見事成功!デート当日までこの2冊を読んで、いかに女性を気遣い、喜ばせるかを勉強してもらった。
 

 そして当日、もちろん我々は尾行した。

■午後1時―池袋駅で待ち合わせ

ファッションはインナーは明るい色、アウターは地味な色のものを選択。緊張した面持ちで女性を待つ。そしてヒゲも綺麗に剃り、清潔感もばっちり。『モテる出会い』に書かれていることを忠実に実行している。


■午後1時過ぎ―女性到着、そして出発

女性が到着し、いよいよデート開始。ヒールを履いている彼女が転ばぬよう足元に気を配り街へ出る。これは『モテるデート』で学んだことだ。ここまでは完璧。
すごいぞ金井、やればできるじゃないか。
予定していた映画の上映時間まで間があるため、街をぶらついていた二人だが、ここでトラブルが!
金井がうろうろし始める。
どうやら喫茶店に入ろうと思ったが、あると思っていた場所に喫茶店がなかったようだ。
焦る金井、困惑する女性…。さあどうする!?


■午後1時20分―喫茶店へ

おもむろに歩き出す金井、向かった先にはブックスカフェが!
あらかじめ喫茶店の場所をいくつか把握していたらしく、意外な用意周到さを見せる。
万一に備えておくのもデートの基本だ。
ここまでは実にいい感じ。楽しげに会話を交わしながら店内に消えてゆく金井&女性。

■午後2時―いよいよ映画へ
喫茶店から出てきた二人だが、なぜか表情が冴えない。
金井の後日談によると、経理職の女性をホメようと思い「美人すぎる海女」「美人すぎる市議」などを踏襲して「美しすぎる経理」と言ったところ、女性が引いてしまったのだとか。
ホメ方には気をつかいたいものだ。そして「美人すぎる…」はちょっと古すぎるのではないか。会話が弾まぬ二人は映画館へ。さすがに写真は撮れず。


■午後5時―夕食で
映画鑑賞を終えたら少し早いが夕食へ。徐々に辺りも暗くなり、金井&女性の雰囲気も盛り上がってくる…か?
ちなみに『モテるデート』によると、女性は批評が苦手な生き物ということで、こういった場で映画の批評をするのは避けた方がベターなのだが、金井はそれも実行したようだ。


■午後7時―いい雰囲気のまま一気に告白か!?
予約していた和食レストランが好評だったようで、女性の機嫌もすっかり直り、二人はカップルであるかのような親密な雰囲気で夜の街を歩く。
そして、金井は一気に告白まで持っていくのか!?

■そして…
ここからは後日談だが、金井と女性のやりとりは次のようなものだったそうだ。
『ちょっとだけ飲みに…』
と誘いかけた瞬間、
『ごめん、今日彼氏が泊まりにくるんだ、またねっ!』



一日の努力がパアになった瞬間そして、究極の徒労を目撃してしまった筆者はかける言葉もない。

しかし、金井よ。
やればできるじゃないか、一日デートできたじゃないか。
『モテる出会い』と『モテるデート』があれば、またチャンスはくるさ、まだクリスマスまで2週間もあるじゃないか。
(新刊JP編集部/山田洋介)


【関連記事】
なぜイケメン・美女ばかりがモテるのか?
男の8割は“恋人以外ともセックスしたい”
合コンで気になった女性から電話番号を聞く方法
悲惨すぎる婚活の結末

【新刊JP注目コンテンツ】 元記事(写真入り)はこちら
新刊JP特集 織田隼人 特設ページ
新刊JP特集 村上龍『逃げる中高年、欲望のない若者たち』