6日、BBC放送中国語サイトは記事「分析:手段がない米国と戦略のない中国」を掲載した。写真は2010年10月、朝鮮労働党創設65周年式典で演じられたマスゲーム「アリラン」。<url name="【その他の写真】" url="http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=47634">

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2010年12月6日、BBC放送中国語サイトは記事「分析:手段がない米国と戦略のない中国」を掲載した。以下はその抄訳。

北朝鮮砲撃事件を受け、オバマ米大統領と胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席は電話会談を行った。米国側は中国に立場を明らかにするよう要求。中国は各関係国に冷静になるよう呼びかけている。国立シンガポール大学東アジア研究所の鄭永年(ジョン・ヨンニエン)所長は、米中首脳の電話会談は米国側の無力感と中国の不安を示していると分析した。

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経済制裁に軍事演習。米国はもはや切れるカードはすべて使ってしまった。これが無力感につながっているという。同盟国である日韓も打つ手がない今、頼りは中国だけだ。しかし、その中国は北朝鮮擁護の姿勢を崩していない。米政界では中国の態度を批判、あるいは砲撃事件の黒幕は中国ではないかとの声まで上がっている。

鄭所長はこうした見方には批判的。もし北朝鮮まで核武装すれば、最大の被害国は隣国を核保有国で取り囲まれた中国だとの見方を示した。中国の問題はむしろ戦略がないこと。ひたすら平和と安定を唱えるばかりで、北朝鮮問題に対する戦略的な思考は見受けられない。しかし、このままずるずると北朝鮮擁護を続けていけば、中国政府は望まぬうちに東アジア版冷戦に巻き込まれる可能性もあると鄭所長は懸念している。(翻訳・編集/KT)

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