就職活動中の学生の会社選びの基準は、「将来性がある」が最多――就職情報会社のディスコ(東京都文京区、夏井丈俊社長)は、2012年3月卒業予定の大学生モニター2,000人を対象に、11月15日〜28日の期間、インターネットで就職に関する意識調査を実施し、1,573人から有効回答を得た。

 調査で、就職先企業を選ぶ際に重視する点を、複数選択で聞いたところ。最も多かったのは「将来性がある」(44.2%)で、2位は「職場の雰囲気が良い」(40.3%)だった。3位は、昨年1位だった「仕事内容が魅力的」(39.6%)で順位を下げた。

 こうした結果について、「『給与・待遇が良い』も同様に順位を下げていることから、内定を獲ることを重視し、現時点での条件面にとらわれず広く企業を見て行こうとの姿勢も感じられる」と分析している。

 企業の人材採用の現場では、グローバル人材の採用が課題となる一方で、日本人の海外留学の減少や海外勤務を望まない若手社員の増加が採用担当者を悩ませている。海外での就業意欲を聞いた質問に学生が、「ぜひ働きたい」「どちらかといえば働きたい」と回答した合計は51.8%と過半数に達した。

 ただし、「働いてみたい国・地域」(複数回答)は、北米(78.7%)、西欧(76.0%)が多く、成長著しいアジア地域を選ぶ学生は半数以下にとどまっており、企業が積極的に事業を拡大しようとする地域との不一致が明らかになっている。

 調査は、日経就職ナビ2012 学生モニター2,000人を対象に実施し、2012年3月卒業予定の全国の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生を含む)1,573人(文系男子543人、文系女子464人、理系男子405人、理系女子161人)から回答を得た。

不足するグローバル人材 新卒採用では需給に矛盾も
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