2日に行われた投票の結果、2018年ワールドカップ(W杯)はロシアで、22年W杯はカタールで開催されることが決定した。FIFAのジョゼフ・ブラッター会長は、両国で初のW杯が開催されることに喜びを表している。

「特別委員会に感謝をしたい。我々は新たな場所へW杯を連れていくことができるからだ。中央と東ヨーロッパはこれを待っていた。私は幸せな会長だ」

また、UEFAのミシェル・プラティニ会長は「ロシアに心からの祝福を送りたい」とコメント。次のように続けている。

「特に難しい選択だった。例外なく、どこの候補にも非常に素晴らしいクオリティーがあったからだ。大変なプロ意識があったし、すべての候補から純粋な情熱を感じた。どこも勝利にふさわしかっただろう。18年のヨーロッパでのW杯で、できるだけ最高の経験ができるように、これから我々全員がロシアを支え、助けていく。カタールにもおめでとうと言いたい。22年大会に向けてうまく準備できる能力が彼らにあると確信しているよ」

だが、アメリカのバラク・オバマ大統領は「間違った決定だとう思う」と落選に不満をあらわにした。

一方、すでに先を見据えているのが中国だ。同国サッカー連盟の会長は「私はずっと、我々にとっても時間の問題だと思ってきた。我々は偉大な国で、W杯を組織する準備ができている」と述べており、26年大会招致への動きを進めている。